以前読んだことある本のタイトルだが、その通りだと思う。
自分自身の将来を真剣に考えて、それに向けてすべきことに真面目に取り組む。かなり基本的なことだが、それが出来ない学生が多い。「将来を真剣に考え」ると自分にとって何が大切かがおのずと判る。それをしないと、出来ることを出来る範囲でやってるだけになってしまうし、結局は大切なものすら失ってしまう。それも人生と言えなくないが、それで良いの？
人生の選択肢は1つだけではないし、いつでもやり直せると思う。しかし大切なこと、絶対譲れないことがはっきりしていれば、それに向かって時間と労力をかけることが出来るはず。絶対譲れないことにもし年齢制限があったりしたらなおさら早くはじめる必要があるだろう。人生の岐路に立つ前に、じっくり真面目に考えてみたらどうだろうか。
私が学生の時に一晩、悩み、考えて、見つけた大切なことは、生物に関わる仕事をすることと、生物の研究をすること。そして大学院に進み、そこで増えた譲れないことは、新種を記載すること、だった。今も変わらない。
