まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

読書

届きもの

今年の春先、コロナがそんなに問題になる前に注文していた本が届く。夏頃に本屋から送る旨のメールが入っていたけどなかなか届かずどうなっているのか心配していた。

【書評】新書2作

「「池の水」抜くのは誰のため? 暴走する生き物愛」(小坪遊 2020年 新潮新書) 「獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち」(田中淳夫 2020年 イースト新書) 別の書籍を買おうと書店に行った際に見つけて購入。この2冊は外来種と獣害という別の環境問題を…

中国甲虫图鉴 隐翅虫科

これ、買いの一冊。すごい。属の絵解き検索もあり、各属の種の標本写真も綺麗だし、タイプの写真も大量にある。何時間でも眺めていられる。こんなすごい図鑑が出るとハネカクシまでも好きになってしまうではないか。台湾産も豊富に掲載されているのも良い。…

驚異の標本箱

届いた。良い。 Pachytaが出ていた。tamanukiiとして紹介されているものは側部の紋が突出するyoshitomiiという型だ。記載もされていないし与太雑誌にしか出てこないけど。 見ていて、小ネタだけど調べたいことが思いついた。が、全国を回らないといけないの…

【書評】美しき小さな虫たちの図鑑

「美しき小さな虫たちの図鑑」 (原 有正 2020年 山と渓谷社) 素晴らしい。買いの一冊。掲載されている種のほとんどがその辺に居る虫だということ。この素晴らしさに気付いて欲しい。著者はお坊さんなのか、知らなかった。 やっぱハエは顔だよな。

【書評】『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』

文庫本になったので購入。すごく面白い。一気に読了。次々繰り出す畳みかけるようなボケ。それに読者はツッコミを入れつつ引き込まれていく。しかしところどころにしっかりしたメッセージがあったりボケなのか事実なのかふと考えさせられることもあったりと…

【書評】 クワバカ

「クワバカ クワガタを愛し過ぎちゃった男たち 」中村計 2020 (光文社新書) いっきに読了。知り合いが何人も出てきて楽しかった。1章の最初のページから杉原君が出てきて嬉しかった。野外採集、クワガタバトル、ブリーダー、海外調査の4方向から取材していて…

博物館実習II 4日目

朝の出勤時に自転車を漕いでいると少し風が涼しいような気がした。でも汗だく。 今日からは実習生たちが展示物を作るサポートなので、作業している学生たちを見ながらときどきアドバイスしたり手伝ったり。でも疲れた。 今更ながら道民の必読書「ゴールデン…

【書評】昆虫のとんでもない世界

評判だと聞き購入。素晴らしい写真ばかり。内容もよい。1つ、カメムシで誤同定を見つけたが、これは読者への挑戦状だろう。 いいね、いいね、とめくりながら、にやにやしていたら、最後に爆笑させられた。参った。無駄にいい男に写っているし何かすましてい…

【書評】日本の蛾

またまたいい図鑑が出た。蛾類標準図鑑の大型のものをセレクトして、最近日本のファウナに追加されたものを示している。スカシバはミクロなはずだが、特別に掲載されていたりと(でも全種ではない)、著者の思い入れたっぷり。 フタホシドクガの食樹がしっかり…

【書評】寄生バチと狩りバチの不思議な世界

ハチ目の概説としてはとても良い本。どうしてもハチ目というとアリやミツバチ上科に焦点が当たりその辺の解説が多くなりがちだが、そこではないグループを集めての概説書は初めてではないだろうか。知り合いが多く執筆している。

神奈川虫報  アーカイブ

http://tkm.na.coocan.jp/ChuhoPDF.html すごい。ファイルをGoogle driveにおいて、そこのリンクを公開しているようだ。甲虫では重要な論文も含まれているので必見。

【書評】新種の発見

とっても良い本。お勧め。途中で採集方法の話が出てきたときにはどうなるのか心配だったが、全体を通してうちの研究室の学生ならこれくらいを基礎知識として知っていて欲しいというような内容ばかりであった。出てくるぞ出てくるぞ、と思っていたサザエは後…

【書評】博士の愛したジミな昆虫

やっと読んだ。面白いトッピックがやさしく書かれていて読みやすい。ジュニア新書だからだろう。引用文献は欲しかったかなと思う。どういう意図でこの著者陣になったのかが気になった。

【書評】博物館と文化財の危機

「博物館と文化財の危機」人文書院 2020 博物館に関係する人は必ず読むべきだろう。勉強になるし、本書を読んで考えることが重要だと感じた。6章ありどれも文系の博物館、美術館の話題が中心になっている。 1~3章は、異口同音に近年の文化財保護法の改正問…

【書評】進化のからくり

「進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語」千葉聡 講談社 2020 積読していたが、ダム湖畔で読了。とても面白かった。新書なので、少し硬いかと思ったが、著者の興味がある研究分野をその裏側から物語るもので、個々のストーリーが興味深く引き付けられ…

【書評】わいるどらいふっ!

身近な生き物を魅力たっぷりで描いている。意外なトリビアも出てきたりして、ツボに入る笑いが多い。生きもの好きにはたまらない。アゲハヒメバチの話好き。

オーストラリアのテントウムシ

注文していた本が届く。見ているだけで楽しい。それにしてもよく無事で届いたな、という包装の状態だった。本が半分むき出し。

【書評】花と昆虫のしたたかで素敵な関係

とても良い本だった。柔らかすぎず硬すぎず。最後の章ではネオニコの話題で締めているが、感情的にならずバランス良い文章の書き方に気を使われている印象。 個人的には市川先生の振動受粉にも触れてほしかった。まぁしっかり確認されたものではないし風媒の…

すごい図鑑

タナゴは先日高知でゲットした。気付いたら手に持ってレジに並んでいた。それ以来、時間があると眺めてしまう。こうやって2冊並べるとカッコいい。 タナゴの方は、愛媛県のアブラボテが国内外来と本文で書かれているけど地図では自然分布の色になっていると…

【書評】チョウが語る自然史―南九州・琉球をめぐって―

福田晴夫(2020)チョウが語る自然史―南九州・琉球をめぐって―.322pp., 南方新社. 指導教員の有田先生から、「福田晴夫さんと高橋真弓さんはすごい人なんだ」と学生の頃に聞いた。どういう場面でそういう話になったのか忘れてしまったが、あまり人を褒めな…

【書評】 奇妙な菌類

これすごく面白い本だった。お勧め。というか、小野さんにお勧めされて買った本だけど。 硬すぎず柔らかすぎず。文章もとても読みやすい。引用文献がしっかり示されて素晴らしいだけでなく、ナウシカが引用文献に出てきて最高。

【書評】ネイチャーガイド 日本の水生昆虫

中島淳・林成多・石田和男・北野忠・吉富博之(2020)ネイチャーガイド日本の水生昆虫.351 pp., 文一総合出版.ISBN 978-4-8299-8411-6Nakajima, J., M. Hayashi, K. Ishida, T. Kitano & H. Yoshitomi (2020) Aquatic Coleoptera and Hemiptera of Japan. …

届いた!

一般書を装って狂気を感じるこの良さ。

【書評】土の中の美しい生き物たち

図鑑ではない、にやにや写真を楽しむ本。ダニとかザトウムシとかカニムシの写真を見ると確かに美しいと思ってしまう。どうせなら甲虫とかも扱ってほしかった。 後半の写真撮影方法とか観察会のやり方とか、面白いトピックでよかった。ちょっと値段は高目だが…

【書評】揺れうごく鳥と樹々のつながり

吉川 徹朗(2019)揺れうごく鳥と樹々のつながり 裏庭と書庫からはじめる生態学 (フィールドの生物学 25).239 pp., 東海大学. このシリーズは本当に面白くてためになる本ばかりで、カマツカや裏山やアリやクモヒメバチやテズルモヅルや・・・これまで何度…

特盛 山椒魚本

とても勉強になった。最近増えた種については、できる限り著者に別刷り請求して記載論文を集めて勉強しているが、やはりぜんぜん網羅できていなかった。 四国のオオサンショウウオについても少し触れてほしかった。たぶん自然分布ではないという見解なのだろ…

大衆文化のなかの虫たち 文化昆虫学入門

https://honno.info/kkan/card.html?isbn=9784846018917 12月19日発売予定。アマゾンで入手できるのだろうか?

【書評】ウニハンドブック

以前も書いたかも知れないが、図鑑マニアとしてはハンドブックシリーズは許せないと思っていた時期がある。図鑑からちょこっといいとこどりして安く一般向けに切り取って売るというスタイルが好きになれず、図鑑なら読者を完膚なきまで打ちのめす、そんな網…

図鑑

日本の水生昆虫 新年早々出るの楽しみ。1972年組を纏めた1977年の中島さんの力作。