まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

年度末

本当の年度末。最後までバタバタだった。 桜が綺麗なのにお花見の誘いがないので、夕方に家族で石手川に行く。スーパーで買ってきた惣菜を摘まみながらの花見は、短時間だけどなかなか良かった。子供達は花よりジュース。

Anisolinusの1新種

Naomi, S. & S. Nomura (2015) Discovery of a new species of the genus Anisolinus Sharp, 1889 (Coleoptera, Staphylinidae) from the cape Muroto, Shikoku, Japan. Bull. Natl. Mus. Sci. Ser., A, 41(1): 63-67. どうでも良いことだが、この掲載誌の裏…

Stenus属の2新種

Naomi, S. & S. Nomura (2015) Two new species of the genus Stenus Latreille (Coleoptera, Staphylinidae) with the first record and redescription of S. bifoveolatus Gyllenhal from Japan. Bull. Natl. Mus. Sci. Ser., A, 41(1): 55-62.

【書評】日本語の科学が世界を変える

松尾義之「日本語の科学が世界を変える」 (筑摩選書) 土曜日の移動のお供として往復で読了。とても良い本だった。日本の研究者・科学びいきな面はあると思うが、とにかく勇気づけられる内容。書かれていることは納得させられることが多い。研究者、大学院生…

十月十日の進化論

見た。主人公は昆虫分類学者。まぁ少し大げさだったり主人公のスウィーピングが下手だったりしたが、虫屋目線で変なところは無かった。主人公の成長と変化がよく描かれていてドラマとしても面白かった。 「昆虫の分類では食べていけないのだよ」(ドラマの中…

大阪出張

朝のpeachで出かける。松山空港が異様に混んでいて、駐車場が満車だった。東高の試合があるからかも。そういえばメガホン持っている人がちらほら。空港の駐車場にTBNさんの車が停まっていた。宇大の畜産学会にでも出かけているのだろう。それにしても解り易…

兵庫からニッポンヒロコバネの記録

阪上洸多(2015)ニッポンヒロコバネを兵庫県下で採集.きべりはむし,37 (1):68. 赤西渓谷(標高500m)で5月18日。もう少し遅い時期なら同じ場所でParamartyriaが1種か2種採集できるはず。

共著論文

足掛け2年、サボっていたわけではないが、のそのそ執筆していた共著論文を仕上げる。結構力作だと自負している。自分がファーストで、共著者2人にメールで送った。二人には昨年内には最初の原稿を見せる、という約束だったが、遅れに遅れてしまった。 早く出…

3種目のOsphyoplesius

Magrini, P. & M. Uliana (2015) A new species of the enigmatic genus Osphyoplesius from Sicily (Coleoptera: Tenebrionoidea: Pythidae). Zootaxa 3925 (4): 573–580. Osphyoplesiusは地中海と黒海に面した地域から2種(O. anophthalmus Winkler 1915:…

決定版!日本のマダニ

山内健生・高田歩 (2015) 日本本土に産するマダニ科普通種の成虫の図説.ホシザキグリーン財団研究報告(18): 287-305. 著者にPDFを貰う。 PDFは各著者や各項目でフォルダを作って入れているが、きちんと整理できていなくて、よろしくない。取り急ぎ必要でな…

講演

今週末に大阪で講演します。行くの面倒だしお金でないし、と思って引き受けるのを躊躇したら、「懇親会はタダで」という呪文により引き受けることになりました。でも直前に日帰りしなければならないことになり、泣く泣く懇親会には不参加。テンション下がり…

送別会

館長の送別会@牛若丸だった。 中国文化の専門家の館長は、前館長と全く違うタイプであったが、下のものは本当に動きやすい2年間だったと思う。上に立つ人はこういう人が望ましいだろうな、と思っていた。来年度からはもっと大きな組織の総括をする立場にな…

クロサワドロムシの幼虫

林 成多・曽田貞滋 (2015) クロサワドロムシ Neoriohelmis kurosawai Nomura の幼虫(コウチュウ目ヒメドロムシ科).ホシザキグリーン財団研究報告, (18): 143-150. 幼虫の記載。成虫との対応は分子を見ている。本属の分類位置についての示唆についても触れて…

Psammoecusの幼虫

Yoshida, T. & T. Hirowatari (2015) Larval and pupal morphology of three species of the genus Psammoecus Latreille (Coleoptera: Silvanidae: Brontinae) in Japan with reference to the number of larval instars. Zootaxa 3937 (1): 90–102.

卒業式

我が研究室からは修士3名と学部2名が卒業・修了。 夜は謝恩会。 教員2名も退職。寂しい限りである。お二人ともとても個性的でとてもお世話になった。

イズモコバイモ ヒヨドリの餌食

花を咲かす前にヒヨドリに食べられてしまうとのこと(記事)。可能性は否定しないけど、本当にヒヨドリ?花芽は美味しいのかな? 今年の冬はヒヨドリの異常な(例年とは違う)行動をみた。断片的な観察なのでどうしようか悩んでいる。地元の野鳥の会の会報に…

種の保存法「希少野生動植物種」の追加

パブコメでの意見募集。 昆虫では、オガサワラナガタマムシ、シラフオガサワラナガタマムシ、オガサワラムツボシタマムシ父島列島亜種、オガサワラムツボシタマムシ母島亜種、ツヤヒメマルタマムシ、ツマベニタマムシ父島・母島列島亜種、オガサワラトビイロ…

大分のヒメドロムシ

三宅武・堤内雄二(2015)大分県のヒメドロムシ科[予報].二豊のむし,(53):12-22. 未記載種(正確には正体不明種とでも言うべきか)を含め29種をリストアップしている。図4Cって・・・・

長野県版レッドリスト(動物編)2015

「長野県版レッドリスト(動物編)2015」 かなりタイムリー。

クリイロカッコウ属

Murakami, H. (2015) The genus Platytenerus Miyatake, 1985 (Coleoptera: Cleridae: Neorthopleurinae), with description of a new species from Japan. Zootaxa 3936 (4): 584–592. クリイロカッコウ属を再記載して 1新種Platytenerus iriomotensis Mura…

午前中からうろうろ。本当に春っぽい穏やかな陽気。 東温市にて土筆を探す。2か所目で当たりそこそこ採る。買い物袋一杯に採っているおばさんを見かける。採って市場にでも卸しているのだろうか。 見奈良で温泉に浸かり陽が落ちる前に帰宅。すぐに調理し夕食…

追いコン

研究室の追いコン@橙 いろいろ考えるところあり。OBの宇都宮さんや西川さん、山迫君が参加してくださるのが本当にうれしい。

ガムシ幼虫は貝類専食

Inoda, T., Y. Inoda & J. K. Rullan (2015) Larvae of the water scavenger beetle, Hydrophilus acuminatus (Coleoptera: Hydrophilidae) are specialist predators of snails. Eur. J. Entomol. 112 (1): 145-150.

Xenelmis

Sampaio, B. H. L., M. I. D. S. D. Passos & N. Ferreira-Jr. (2015) New species and new records of Xenelmis Hinton (Coleoptera: Elmidae) from Southeastern Brazil. Zootaxa 3936 (1): 115–122. 別刷り貰う。なかなか私好みの体の小さい種だった。

オーストラリアのLaius

Liu, Z., A. Slipinski & H. Pang (2015) Notes on Australian Laius Guérin-Méneville, Dicranolaius Champion and Intybia Pascoe with description of new species related to Dicranolaius c-purpureus (Lea) (Coleoptera: Melyridae: Malachiinae). Zoo…

ラジコン

Sato, H. et al. (2015) Deciphering the Role of a Coleopteran Steering Muscle via Free Flight Stimulation. Current Biology, 25 (6): 798–803.

Makhan problem

PDF1( [http://www.entsociran.ir/files/site1/user_files_983c09/makhan_circular[1]_signed[1].pdf] ) PDF2 The editors (2007) Vandalism in taxonomy. Koleopterologische Rundschau, 77: 38, 60, 88, 146. 野暮用で必要だったのでメモ。現在でも尾を引…

【書評】原発事故で、生きものたちに何がおこったか。

身構えて頁をめくったが、表紙裏の見返しの写真にいきなり泣かされてしまった。この写真からはじまって本当に救われた。きっと心の中ではどす黒い気持ちが蓄積しているに違いないのに、それをぐっと堪えて執筆されたのだろう、と思っていたが、本のカバーを…

論文

朝一で査読をやっつけてコメントシートを編集に送る。これで抱えている査読は無くなった。よかったよかった。 その後、昨日から取り掛かっている共著論文を修正し送り返す。 そしてこの前のベトナムで拾った小ネタを短報として作り上げ、共著者に送る。あと…

雨宿り