まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

プレスリリース

今年になってプレスリリースを2つ行った。どちらも発見に面白い事象が含まれていて一般受けするかもと思う気持ちがあるものの、自分のモロ専門だったり分類学的に面白いものだったりする訳ではないので、プレスリリースをするか悩んだ。研究室の吉田君や理学…

雑誌名

今からもう10年近く前、新しい和文誌を発行する際の編集長になった。させられた、というのが正確かも知れない。今だから書いても良いと思うが、私は「甲虫ニュース」という名前が好きだったのでその名前を継続することを推していたが、様々な意見が寄せられ…

Sinocymbachus

Chang L-X, Bi W-X, Ren G-D (2020) A review of the genus Sinocymbachus Strohecker & Chûjô with description of four new species (Coleoptera, Endomychidae). ZooKeys 936: 77–109. https://doi.org/10.3897/zookeys.936.48577 Sinocymbachus属を再検…

タマムシのロックアート

Mahmood KOLNEGARI, Mohammad NASERIFARD and Mandana HAZRATI (2020) Discovery of Buprestidae rock art in central Iran suggests historical relationship between jewel beetles and mankind. Entomological Science, 23: 193–195. イラン中央部の岩で…

日常

編集作業続行中。今回はリストが多く、イタリックにすべき作業が多すぎて時間がかかりまくっている。予定通り進まない。 お昼前に水槽管理でミュージアムへ。いじめられているタイバラがいて気にしていたのだが居なくなってしまった。誰かの腹の中に入ってし…

日常

昨日の続き。ベトナムとラオスの標本を同定したら3既知種であった。どれも迷いなく同定できた。ただ、新規性が無くて論文化するのは厳しいかも・・・・ 夕方にZOOM会議。別の学部のものであったが、遠隔授業に関する方針について。確かに遠隔授業では難しい…

日常

ちまちま書いていた原稿が一応すべて埋まる。これから推敲予定。ワードに貼り付けた図を含め65枚の準勝負論文。ZTに投稿したいと思っている。 同定作業。2ミリほどの黒くて丸い特徴がほとんどないようなベトナム産の昆虫にしっかり名前が付いていて、交尾器…

ハナムグリトラップ

César M. A. CORREA, Anderson PUKER, Marco A. LARA, Cassiano S. ROSA and Vanesca KORASAKI (2019) Evaluation of baits for trapping of Neotropical flower chaferbeetles (Coleoptera: Scarabaeoidea: Cetoniinae). Entomological Science, 22: 365–37…

日常

絶賛編集作業中。ちょっと問題のある原稿が多くていろいろ対応。某先生の原稿はレフェリーから一応のアクセプト判断まで出たのだが気になって、引用文献をネットから見つけてみてみるとミスを見つけ修正するともっと大きなミスを見つけ、結局著者と相談し1章…

ヒョウタンヒメドロムシ

こんな時だからこそ、こういう話題がお茶の間のひと時の語らいになると嬉しい。 mainichi.jp

新版画

こういうカッコいい人がたくさん出てくる話すき。 それにしてもJobsの当時の名刺なんてすごい価値ありそう。名刺コレクターなので、いくつか価値ある名刺を持っているけど自慢できる人と機会がない。まぁ価値ある名刺といっても亡くなった大御所の虫屋だった…

日常

朝一で標本室。用事を済ませた後に標本調査。昨日調べて検索表を作成したグループの標本を検討。体長はそんなに大きくないけど斑紋が顕著なので顕微鏡を覗かずに判るはず。その科の入った標本箱にそのグループは小さなユニットボックス5個、つまり5種に分け…

オフ

午前中は娘を河川敷に連れて行き練習。河川敷ではたくさんの家族連れがBBQしたり遊んだりしていた。この陽気だし天気だし自粛明けだし仕方ないけど、これで良いのだろうか。最近、いらいらマックス。良くない。 娘が楽器の練習をしている横で、前から気にな…

【書評】新種の発見

とっても良い本。お勧め。途中で採集方法の話が出てきたときにはどうなるのか心配だったが、全体を通してうちの研究室の学生ならこれくらいを基礎知識として知っていて欲しいというような内容ばかりであった。出てくるぞ出てくるぞ、と思っていたサザエは後…

【書評】博士の愛したジミな昆虫

やっと読んだ。面白いトッピックがやさしく書かれていて読みやすい。ジュニア新書だからだろう。引用文献は欲しかったかなと思う。どういう意図でこの著者陣になったのかが気になった。

西表島からカツオブシムシの1新種

J. Háva (2020) A new species, Orphinus (Falsoorphinus) motykai sp.n. (Coleoptera: Dermestidae), from Japan. Euroasian Entomological Journal, 19(2): 75–76. 西表島から顕著で美しい新種Orphinus (Falsoorphinus) motykai sp.n.が記載された。オレン…

コメツキモドキはアオバアリガタハネカクシの擬態

Huang Z-Z, Yang X-K, Ge S-Q (2020) A new genus of Languriinae from Mexico (Coleoptera, Erotylidae), with comments on the potential mimic phenomenon of some languriines. ZooKeys 935: 93–101. https://doi.org/10.3897/zookeys.935.49957 メキシ…

Anisoderomorpha

WATARU TOKI (2020) Two new species of the genus Anisoderomorpha Arrow, 1925(Coleoptera: Erotylidae: Languriinae). Zootaxa 4779 (4): 563–572. カッコいいコメモAnisoderomorpha属は、これまでミャンマーから1属1種であったが、ベトナムとマレーシア…

Hippodamia

Amir Biranvand, Oldřich Nedvěd, Romain Nattier, Elizaveta Nepaeva & Danny Haelewaters (2020): Review of the genus Hippodamia (Coleoptera: Coccinellidae) in the Palearctic region, Oriental Insects, DOI: 10.1080/00305316.2020.1763871 日本で…

関東地方でニセモンキ

藤原大貴・内舩俊樹・大澤啓志(2020)三浦半島から採集されたニセモンキマメゲンゴロウ(甲虫目:ゲンゴロウ科).横須賀市博研報(67):33-35. モンキマメゲンゴロウと混じって確認されたとのことで115:33とニセモンキの方が少ない。ニセモンキの方が水深…

ヌルデミミフシ

Hirano T, Kimura S, Sakamoto T, Okamoto A, Nakayama T, Matsuura T, Ikeda Y, Takeda S, Suzuki Y, Ohshima I and Sato MH (2020) Reprogramming of the Developmental Programof Rhus javanica During Initial Stage of Gall Induction by Schlechtendal…

Bostrichiformia

Pei-AnTang, Run-Qiu Feng, Li Zhang, Juan Wang, Xiao-Tong Wang, Li-Jun Zhang, Ming-Long Yuan (2020) Mitochondrial genomes of three Bostrichiformia species and phylogenetic analysis of Polyphaga (Insecta, Coleoptera). Genomics, in press

Malthodes

NAOKI TAKAHASHI, SHÔICHI IMASAKA (2020) Two new species and a new distribution record of the genus Malthodes Kiesenwetter (Coleoptera: Cantharidae) from Japan, with notes on the male and female abdominal morphology. Zootaxa, 4778(2): 357–3…

Podonychus!

Yoshitomi, H. and M. Hayashi, 2020. Unexpected discovery of Podonychus (Coleoptera: Elmidae, Elminae, Macronychini) in Kyushu, Japan. ZooKeys, 933: 107-123. doi: 10.3897/zookeys.933.48771 ヒョウタンヒメドロムシPodonychus gyobu Yoshitomi et…

Pulvinaria3種の再記載

HIROTAKA TANAKA (2020) Redescriptions of three species of Pulvinaria (Hemiptera: Coccomorpha: Coccidae) in Japan. Zootaxa 4779 (1): 131–141. あまり詳しく調べられていないPulvinaria属の3種、P. araliae Shinji, 1935, P. enkianthi Takahashi, 19…

ヒメアカホシテントウの学名

A.O. BIEŃKOWSKI (2018) Key for identification of the ladybirds (Coleoptera: Coccinellidae) of European Russia and the Russian Caucasus (native and alien species). Zootaxa 4472 (2): 233–260. ヒメアカホシテントウChilocorus kuwanae Silvestri,…

セスジガムシの幼虫

Yûsuke N. MINOSHIMA & Reiya WATANABE (2020) Morphology of immature stages of Helophorus (Gephelophorus) auriculatus (Coleoptera, Helophoridae). ACTA ENTOMOLOGICA MUSEI NATIONALIS PRAGAE, 60(1): 319–332.

日常

自粛の雨の日。いろいろ作業しつつ新たな論文執筆に着手。ちょっと面白い発見なので短報だけど海外誌に出そうと思う。インパクトあるイントロを書かねば。 午後から小降りになったので、河川敷の駐車場に車を停めてその中で娘の楽器の練習。買い物して帰宅。…

こんな時こそBIOME

BIOMEをはじめて1年が経過した。今でもちょこちょこやっている。ときどき面白い投稿などあってどきっとさせられる。この前は、図鑑に出ていない甲虫が出てきて驚かされた。なぜ知っているかというと顕著な種だし、いまタイプを借りて再記載したいと思ってい…

Morphostenophanes

DE-YAO ZHOU (2020) A revision of the genus Morphostenophanes Pic, 1925 (Coleoptera, Tenebrionidae, Stenochiinae, Cnodalonini). Zootaxa 4769 (1): 001–081. インドシナから11種が知られるMorphostenophanes属のゴミダマを再検討し20タクサ(種・亜種…