まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

外来カメムシ勉強会

東温市のかすみの森で矢野さんが講師で外来カメムシの勉強会。近くのピークハントをしようと2時間早く出て歩いたが、尾根のシダ藪が酷く予定よりも時間がかかり諦めて下りる。他の人が登っているのは別ルートなので、今度はおとなしくそちらのルートで登るこ…

【書評】 四国の1000m峰

早田健治(2012)四国の1000m峰.309pp., 自費出版. 著者が37年をかけ登破した四国の標高1000m以上のピーク294座を紹介した記録集。ピークの定義がよく判らないが、とにかくマニアックなピークもでていて素晴らしい。YAMAPの登録ピークの中には出てこない…

Insecta Shiyakeana 初宿成彦さん退職記念論文集

shiyake-doitsubako.website 本日発行。買わねば。 初宿さんにはお世話になってばかりだったのでこの論文集にも投稿したかったな、と思った。でも大阪自然史関係の人たちで集まって作ったもののようなので私はお呼びではないのかも。実際、関西のネタで何か…

風早トンボサミット2022

風早トンボサミット2022が開かれ、パネルディスカッションのコーディネーターをした。濃い話で楽しかった。 知り合いと話し込み帰りがすっかり遅くなってしまった。

ニッチェ・ライフ 10号

www.niche-life.com ニッチェ・ライフの10号が公表になった。今回は編集作業を大幅に手伝った。いろいろ大変だったが勉強になることもあった。個人的にも2本投稿している。

Japonitata

Lee C-F (2022) The genus Japonitata Strand (Insecta, Coleoptera, Chrysomelidae, Galerucinae) in Taiwan: a redefinition of the genus and descriptions of two new species. ZooKeys 1125: 171–192. https://doi.org/10.3897/zookeys.1125.93703 クロ…

オオマルバノホロシはオオニジュウヤホシテントウのオリジナルのホスト

Naoyuki FUJIYAMA (2022) Host-use ability of a population of the herbivorous ladybirdbeetle Henosepilachna vigintioctomaculata depending on Solanum megacarpum in northern Honshu, Japan. オオマルバノホロシSolanum megacarpumは、オオニジュウヤ…

Cai et al. (2022)への反論

Boudinot, B.E., Fikáˇcek, M., Lieberman, Z.E., Kusy, D., Bocak, L., Mckenna, D.D. et al.(2022) Systematic bias and the phylogeny of Coleoptera—A response to Cai et al. (2022) following the responses to Cai et al. (2020). Systematic Entomol…

クワガタモドキの幼虫

H.-W. CHO, M.C. KWON, S.K. KIM & R.G. BEUTEL (2022) Morphology of larvae and pupae of the genus Autocrates (Coleoptera: Trictenotomidae) and its phylogenetic implications. AEMNP 62(1): 197–210. 素晴らしい。今度は韓国での研究。第1著者から成…

キタサンショウウオ

照井滋晴・秋山吉寛・野本和宏(2022)キタサンショウウオの移転事業後の長期モニタリングの結果と移転の留意点.野生生物と社会,10: 27-34. 2010年頃から移植先で急激に減っているように思うが、何かあったのだろうか。とにかく安易な移植は意味がないと思…

見学

博物館実習の見学。天気よくて博物館の裏の山を眺めて登ってみたいと思うなど、自分自身でも病気だとおもう。

東温アルプス

週末は予定があるのでがっつり歩いておきたい。この時期に出現するある昆虫を確認しようと黒森峠から尾根を歩く。7つのピークをハント。15キロほど歩いた。でも目的のものは採集できなかった。

小学校へ

午前中は授業。午後から大洲に小学生に会いに行く。ちょっと早めに出て1つPH。小学生との打ち合わせは無事に終了。来月に出前授業でもう一度来ることになった。

フタイロカミキリモドキの性的二型

D. SATOMI et al. (2021) Limits to the exaggeration and diversification of a male sexualtrait in the false blister beetle Oedemera sexualis. Entomological Science, 24: 219–227.

クチキムシ 属のカタログ

V. Novák, P. Bouchard, R. Lumen, and M. J. Kamiński (2022) Supplement to the Catalogue of Genus-Group Names in Alleculinae (Coleoptera: Tenebrionidae). Annales Zoologici 72(1), 135-145. https://doi.org/10.3161/00034541ANZ2022.72.1.012

Trochoideus dalmaniの幼虫

W. Tomaszewska (2022) A Contribution to the Knowledge of Immature Stages of Endomychidae (Coleoptera: Coccinelloidea) – Description of Larva of Trochoideus dalmani Westwood. Annales Zoologici 72(2), 277-283. https://doi.org/10.3161/0003454…

益田匹見風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見

www.env.go.jp 準備書まで進んでいるとは知らなかった。対象事業実施区域がどこなのか図面が出てこなかったので判らないが、意見書を見る限りかなり良さそうな環境に13基建てるようだ。ちょっと心配。少なくともブナ林には手を付けて欲しくないなぁ。

ケシミズカメムシの再記載

H. ZETTEL (2022) On the identity and distribution of Hebrus nipponicus HORVÁTH, 1929, with a note on the publication date of Hebrus CURTIS (Hemiptera: Hebridae). Linzer biol. Beitr. 54: 341-349. ケシミズカメムシHebrus nipponicusHorváth, 19…

アオバアリガタハネカクシ

Song, X., Yang, T., Zhou, C., Luo, S., Dong, M., Yan, X. et al. (2022) Differences in microbiome composition and transcriptome profiles between male and female Paederus fuscipes harbouring pederin-producing bacteria. Insect Molecular Biolo…

キクイムシ研究のプロトコル

Hulcr J, Gomez DF, Johnson AJ (2022) Collecting and preserving bark and ambrosiabeetles (Coleoptera: Curculionidae: Scolytinae & Platypodinae). PLoS ONE 17(4): e0265910. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0265910 各項目へのリンクがついた…

Ochrophara chinensis Zheng & Liu, 1987

J. Souma & T. Ishikawa (2022) First record of the stink bug genus Ochrophara Stål, 1871 (Hemiptera, Heteroptera, Pentatomidae) from Japan. Check List 18 (5): 1121–1125. https://doi.org/10.15560/18.5.1121 中国雲南省から知られるOchrophara ch…

防鹿柵

昨日の勉強会の際に山本さんとお話ししていて急遽参加を決めた防鹿柵の設置のお手伝い。権現越に10時集合ということだったので、早く登って近くの2つの山を登っておこうと思ったが、持って上がるものがあるかも知れないからと山本さんたちを待ってから出発。…

コガタノゲンゴロウ勉強会

ちょっと早く出て1つPH。その後に勉強会。コガタノゲンがたくさんいて良かった。その後にもう1つPHしてから戻る。天気が良く気持ちよかった。勉強会で人脈が少し広がり参加した甲斐があった。

日常

午前中は授業。午後から島に渡って残っている調査2か所。天気は良いけど風が冷たく虫がいない。ちょっとシーズン遅くなってしまったかも。確認種数が少なく不本意なデータだけど仕方ない。これでようやく今年のノルマは全て終わり。今日の地点も含めデータが…

日常

午前中は授業。午後から学生実験。何かと疲れた。

Rhithrops

D.T. BILTON & W.D. SHEPARD (2022) Rhithrops capensis gen. et sp. nov., a new aquatic dryopid beetle from the Western Cape of South Africa (Coleoptera: Dryopoidea: Dryopidae). Zootaxa, 5195(6): 539-553. カッコいいドロムシ。水生っぽい。

甲虫の後翅 決定版(2)

Lawrence, J.F., Zhou, Y.-L., Lemann, C., Sinclair, B., Ślipiński, A. (2022) The hind wing of Coleoptera (Insecta): morphology, nomenclature and phylogenetic significance: Part 2. Further discussion, Histeroidea, Bostrichoidea to Curculiono…

コメツキって何?

Hoffmannova, J. & Kundrata, R. (2022) Diversity of the Paedomorphic Snail-Eating Click-Beetle Genus Malacogaster Bassi, 1834 (Elateridae: Agrypninae: Drilini) in the Mediterranean. Biology: 11, 1503. https://doi.org/10.3390/biology11101503…

週末登山部

学生4人と楢原山へ。彼らはオオセンチを採りたいということで楢原で粘り、自分はPHで楢原山から古権現山経由で中三方ヶ森まで。片道2時間半を予定していたが、少し急ぎ気味で予定通りに歩けた。とても良いブナ林がありシーズンが良ければいろいろ採れそうな…

実習

西予にてイベント。岩石鉱物の2班の催し。融通利かせてうまくやっていて、こちらが勉強になることもあった。 天気が良くて周囲の山を眺めては登りたいという衝動に駆られる。ジオミュージアムの周囲を何度も廻り、カマキリを探すがお目当ての種は見つからな…