まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

分類学軽視の生物教育の危うさ

橋越清一(2019)分類学軽視の生物教育の危うさ.日本生物教育学会四国支部ニュースレター,(2):3-5.

自身の高校教員と大学における教員養成課程での経験をもとに書いている。

”生物教員であれば,少なくとも「校内インベントリー(生物情報)」を作成したり,
「地域インベントリー」を作成したりして,教材化するスキル,すなわち「教材化力」を身に付ける必要があると考えており,その養成が急務であるといえる。”

”筆者が観察会の講師として参加してみて,多くの方が「生物の名前を知りたい」と思っ
ていることを痛感する。生涯教育的にも身近な生物の分類ができると豊かな人生にも
つながると思われ,小・中・高・大といった生物教育の中でそのような体験をさせるこ
とが少なくとも重要ではないかと考えている。”