まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

研究

海外で出たある本が欲しい。5年ほど前に海外のマイナーな出版社で発行された本で、買うか悩んだがその時は不要かなと思って買わなかった。が、今になりどうしても必要になってきた。国内にはあるのかどうかすら判らないし、海外でも売られているところが今は…

中国の脈翅類図鑑

ヘビトンボからはじまりラクダムシ、カマキリモドキ、ウスバカゲロウなどなど。素晴らしい図鑑。でも厚くて重い。

学名の安定

林亮太さんからのメール。こういう動きがあるのは知っていたが、真剣にはとらえていなかった。あまりにも馬鹿らしいので。ただ、賛同する人たちもいるようで、危機感をもった人たちが動きつつあるようだ。リサゲに宣言の原稿がアップされており、それを林さ…

届きもの

ニッチェ・ライフ

ニッチェ・ライフがJ-STAGEで公開されるようになった。これは素晴らしい。www.jstage.jst.go.jp

訃報

石田昇三さんが8月10日に逝去された。92歳。当日までお元気だったとのこと。 学生時代に数回お会いしたが、気のいいお爺さんだった。ご冥福をお祈り申し上げます。

椎葉君の卒論

research-er.jp プレスリリースした。

日本のコガシラミズムシ決定版

zookeys.pensoft.net 思い出話を下記に書いた。 コガシラミズムシ|吉富博之 実は、本論文が出たことで、(私が知る限り)世界で2人目の偉業を私は達成することができた。 甲虫目の現生種は4亜目に分けられ、おそらくその4亜目それぞれの単系統性はゆるぎな…

外来種の分布調査に市民科学は重要

blog.pensoft.net 急に見られるようになったものって、人の目に留まりやすいからそうだと思う。でも急に居なくなるものって、なかなかモニターするのが難しい。居なくなってだいぶんたってから、そういえばと気付く感じ。 なので、BIOMEのようなもので、だれ…

マツ

ICEのシンポの登録完了。いろいろあって手間取ってしまった。ChatGPTが大活躍だった。 夜はサイエンスカフェ。マツの話であった。 マツ林を積極的に利用してきた過去があり、マツの利用価値が減少した後に松枯れでとどめを刺された。もともとマツや岩場など…

Andrikothelyna

T. Nozaki (2023) Taxonomy of the genus Andrikothelyna Pace, 2000 (Coleoptera: Staphylinidae: Aleocharinae), with description of three new species from Taiwan and Japan. Zootaxa 5264 (1): 064–076. 3新種を記載している。カッコいいし図も綺麗。…

推理

K君から下記の論文を探しているというメールを貰う。 Anbo, K. 1952. Observation on Chionea nipponica Alexander on snow. New Entomologist 5: 6-8. この雑誌はうちにコンプリートしているのですぐに見つかるはず。該当の年代のものは図書館に所蔵されて…

J-STAGE

J-STAGEサービス利用申込方法 J-STAGEで電子雑誌を公開しよう!~その1 申請編~ J-STAGEで電子雑誌を公開しよう!~その2 書誌XML作成編~ J-STAGEで電子雑誌を公開しよう!~その3 データ登載編~ 感謝感謝。

痛い

相変わらず左腕が痛い。姿勢が悪くなっているせいか、肩こりも酷く、つらい生活を強いられる。これが本当に骨折していたりしたらもっと大変だったのだろう。 腕が痛いせいか、集中力を欠いていて、この前アクセプトになった論文の著者情報の入力の際に思わず…

2022年レビュー

今年は山登りに目覚めた年だった。1月15日からYAMAPをはじめたが、242ピークをゲットしたのはかなりハマった成果だと思う。このアプリはフィールド調査と親和性が高いのでもっと虫屋が使うべきだと思って紹介記事まで書いたりもした。 愛媛に来て以来一番フ…

解剖

朝登校してまずオイルと油砥石を出してきてピンセットの先を研ぐ。最近サボっていたから酷い状況だったのだ。 以前、ピンセット好きの知り合いから、ピンセットへのこだわりとか研ぎ方とかを聞かれたことがある。小さい虫を解剖して研究しているから、すごい…

投稿!

この前までが寒すぎたので今日はなんだか少し暖かく感じた。 編集作業終了。ZBへの登録、HPの更新、TWとFBの予約投稿も終了。 午前中に短い単著の1本、夜に少し長めの共著1本を投稿。うまくいきますように。 1日遅れて家でパエリアとケーキ。

Esakia 55号

Esakia55号が発行された。ZooBankのLSIDが論文に付いていなかったので印刷物を作ってそちらが正式版とするつもりなのだろう。 検索するとこの号に掲載されている論文のうちZooBankに7タイトルは登録されているので(著者が独自に行った?)、どうせなら全て…

スピダイ Vol.27

届く。分厚くて驚いた。逐次オンライン出版に変更になったので、年1回纏まった冊子として印刷するようになったからだ。このような出版形態はスマートで良いと思う一方、冊子体の不要論も出てくるだろう。

訃報

宗林正人先生(皇學館大学名誉教授)が2022年6月23日に逝去されたとのこと。享年95歳。ご冥福をお祈りいたします。不義理ばかりしていて申し訳ございませんでした。 2012年12月3日 宗林先生とご自宅前で。矍鑠とされていた。

訃報

青木淳一先生が2022年11月11日に亡くなったとのこと。ご冥福をお祈りいたします。 Species Diversityに追悼文が出ている。

Suplementos del Boletín de la Asociación española de Entomología

2020年に亡くなったRiberaの追悼論文集”Advances in aquatic and subterranean beetles research: a tribute to Ignacio Ribera”が"Suplementos del Boletín de la Asociación española de Entomología"に出ている。水物や洞窟物、チビゴミなどが多い。仲良…

Krikkenの訃報

Krikkenの訃報。コガネムシ上科の良い論文を量産している方だった。 https://www.facebook.com/groups/38603112572/permalink/10161521542922573/

Assingの訃報

Assingの訃報。驚いた。ハネカクシを書きまくっている人で最近届いた雑誌でもこれでもかと論文が掲載されていた。 https://www.facebook.com/groups/38603112572/permalink/10161560052062573/?sfnsn=mo&ref=share

シリアゲムシ

韓君からシリアゲムシの標本が2箱届いた。彼は学生時代にシリアゲムシに興味を持っていて大学にも多数の標本を残している。かつ個人コレクションも持っていたようだ。その個人コレクションを寄贈してくれたのだ。なかなか良いものも入っていて助かります。で…

COLEOPTERA Schwanfelder Coleopterologische Mitteilungen

冊子を一式、研究費で購入した。国内に所蔵がない雑誌だと思う。かなり判りにくい状況になっているので、冊子についてメモをしておく。この雑誌に掲載されている論文を引用しようと思うと悩ましい・・・・どうしたら良いのだろう。 http://www.wissenschaftliche…

BIOMEとYAMAP

吉富博之,2022.フィールドノートをつけよう.さやばねニューシリーズ,(46): 59-62. 半分趣味でBIOMEとYAMAPの話をさやばねに書いた。一部の人には刺さって役立つ情報だと思う。ここにPDFを置いておく。

陸生のヤマトビイロトビケラ

最近気になっている陸生トビケラのヤマトビイロトビケラ。今のところ次の都道府県で確認されている。岡山県,広島県, 島根県, 愛媛県, 高知県,福岡県, 長崎県, 熊本県, 大分県 橋爪拓斗(2020)九州におけるヤマトビイロトビケラの記録.PULEX, (99) :…

膜翅目研究会

sites.google.com 完全オンラインジャーナルとのこと。”国際動物命名規約に準拠した命名法的行為(新しいタクソンの記載、所属の変更や異名の提唱)は本誌では扱わない。” 「すがれおい」ってどんな意味?須賀玲央い?

日本語で報文を書くこと

ポール.J・シルヴィアの「できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか」では、日本語で報文を書くことは、例えば和文誌に論文を書いたり短報を書くことは、意味がないことのように書かれていた。それはある意味正しいと思う。でも最近はそ…