カエルの勉強会で西条へ。参加者が多く驚いた。知った顔が多くアットホームな感じ。
挨拶もせずにそそくさと中座する。すみません。
夜はソフトの卒業生の父兄を含めた飲み会。
Yuko Yamashita, Daisuke Waku, Norio Kobayashi, Tadashi Ishikawa, and
Hiroaki Kojima (2019) Population Structure of Two Flightless Weevils of Genus Scepticus Roelofs (Coleoptera, Curculionidae) with Seashore Habitat in Japan. Zoological Science, 36(1) : 82-94.
ミトコンドリアCOIとCOIIの解析で、海浜性2種を見ている。主に太平洋岸に生息するサビヒョウタンゾウムシと主に日本海側に生息するスナムグリヒョウタンゾウムシでは分子の多様性や分布パターンが大きく違っているようだ。島根県や山口県では両種が分布するようで調べてみると面白そうだ。
初宿成彦(2018)日本産トウヒ属Picea樹上に形成されるカサアブラムシ(半翅目)の虫えい形態.Bulletin of the Osaka Museum of Natural History, (72): 19-31.
日本産トウヒ属6種につく9種のカサアブラムシの13種の虫えいが一覧できる。本当に素晴らしい出来。
”トウヒ属の梢や針葉は、若い枝と古い枝の間で形態的に相違しているため、原生であっても樹種の同定が困難な場合があるが、(略)寄主植物の種の同定は、虫えいの形態によるほうが、(略)安定して行うことができる。” 全くその通り、と思った。だけど、やはり虫えいの付着率が低い樹種もあるので万能ではないとのこと。
この仲間は四国では多様ではないのでつまらないし、見つけたことがない。