まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

実習

午後から博物館実習。30分ほどキャンパスを一緒に廻った後、学生だけで虫取りさせる。あまり天気が良くなかったので成果はイマイチであったが、オオマルハナバチが採れていたので驚いた。街中なので、思わずお尻が銀色ではないか確認してしまったほど。 最近…

寄生者の違いが「落とし文」の多様さをつくる

Kobayashi, C., K. Matsuo, K. Watanabe, N. Nagata, Y. Suzuki-Ohno, M. Kawata and M Kato (2015) Arms race between leaf-rolling weevils and parasitoids: diversification of weevil’s plant-manipulation behavior and its consequence. Ecological M…

Zorapteraの頭

Yoko Matsumura, Benjamin Wipfler, Hans Pohl, Romano Dallai, Ryuichiro Machida, Yuta Mashimo, Josenir T. Câmara, José A. Rafael & Rolf G. Beutel (2015) Cephalic anatomy of Zorotypus weidneri New, 1978: new evidence for a placement of Zorapt…

度分秒と10進法

志戸岡君の修論のGPSデータをいじっていて、何だかおかしいと思ったら、自分が度分秒の表示と10進法の表示を区別できていなかったことに気付く。知らなかったので恥ずかしい。どちらがメジャーなのだろうか。 エクセル上で計算させてどちらかに置換したいと…

オフ

子供たちとの約束でとべ動物園へ。暑かった。前田さんを見かけたが、来園者が多く忙しそうだったので挨拶できず。あと、ある同僚を見かけたが、プライベートということで声をかけなかった。 味十味で野菜たっぷりぶっかけ。店先のカエデにトウキョウカマガタ…

【書評】理系のためのクラウド知的生産術

「理系のためのクラウド知的生産術」堀 正岳 先日酔って帰った時に、帰宅後に思わずぽちっとしてしまった。クラウド等を使って研究時間を確保しようという本。半分くらいの小技は実際に自分でも使っているのでそんなものか、と思ったりもしたが、この本が201…

幼虫―蛹―成虫

Si-Qin Ge, Yi Hua, Jing Ren, Adam Ślipiński, Bruce Heming, Rolf Georg Beutel, Xing-Ke Yang & Benjamin Wipfler (2015) Transformation of head structures during the metamorphosis of Chrysomela populi (Coleoptera: Chrysomelidae). ARTHROPOD SYS…

ハムシの系統

Konstantin S. Nadein (2015) Phylogeny of Diboliina inferred from a morphologically based cladistic analysis (Coleoptera: Chrysomelidae: Galerucinae). ARTHROPOD SYSTEMATICS & PHYLOGENY, 73 (1): 65-83.

Stomaphis

Łukasz Depa, Mariusz Kanturski, Łukasz Junkiert & Karina Wieczorek (2015) Giant females vs dwarfish males of the genus Stomaphis Walker (Hemiptera: Aphididae) – an aphid example of the ongoing course to permanent parthenogenesis? ARTHROPOD…

ユリノキヒゲナガアブラムシ

今年もこの季節がやってきた。ユリノキの葉が展開始めてから頻繁に見ていたのだが、葉裏にユリノキヒゲナガアブラムシがコロニーを作り始めた。本種はユリノキだけを食樹とするはずなので、おそらく卵越冬し春になると孵化して増えるはずなのだが、私が見て…

自炊2

学部生の頃にコピーして製本したFauna Japonica。さすがに全部はコピーしていなくて、甲虫の巻だけ(ベニボタル、オオキノコ、テントウ、ゴミムシ×3)。その後、ベニボタルは安く古本屋で入手し、他の巻は大林先生からオリジナルを貰った。なので今では邪魔…

鼻血

午前中は昨日の打ち合わせの続き。事務処理が今年度から面倒になったことを知る。具体的には出張の際に宿泊先で宿泊証明(本当にそこに泊まったかどうか)を貰いなさいというもの。これまでも保険のために貰っていたが、義務化されると面倒だったり困難な場…

日本のEdaphus

Puthz, V. 2014. Edaphus von Japan (Coleoptera: Staphylinidae). Revue Suisse Zoologie, 121(3): 349-378. 日本産Edaphus属22新種が記載された。「甲虫界」で見落としてしまった。

打ち合わせ

夕方から打ち合わせでのこのこ道後に出かける。最初は大学会館の2Fで真面目な打ち合わせ。その後、ふなやでお風呂を頂き、一室でまた真面目な話し合い。OSさん、嶋村さん、外部からのEHさんとの打ち合わせだったが、楽しい打ち合わせだった。いろいろ考えさ…

オフ

午前中は、家族で御幸寺山に登った。入口がやや判りにくかったが足元も危なくなく子供の足でも15分ほどで頂上に着いた。頂上は広くなっていて見晴らしも良い。ナミアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハなどが頂上部に溜まっていた。 午後は編…

台湾のウリハムシ

Lee, C.-F. & R. Beenen (2015) Revision of the genus Aulacophora from Taiwan (Coleoptera: Chrysomelidae: Galerucinae). Zootaxa 3949 (2): 151–190. 台湾のウリハムシの仲間のレビジョン。力作。新種がいる訳でもないが多くのシノニムを認め、きちんと…

自炊

最近、時間が空くとスキャナーで自炊している。主にコピーで持っていた文献類で、利用頻度が低いもののそのまま捨ててしまうのは勿体ないので裁断して自炊している。 今日は高校生の頃にコピーしていた文献。あの頃は、昆虫に興味を持っていたがどう研究して…

計画的な研究活動の成果

この本を読んで10日ほどになるが、計画的に研究活動を行ってみた。その結果、土日は欧文誌の編集等を行い研究活動を行わなかったが、平日は2日間を除き午前中に2時間の研究時間を確保した。その結果がこれ。 以前から手を付けたいと思っていたグループだった…

水生甲虫の浸透圧調整

Pallarés S, Arribas P, Bilton DT, Millán A, Velasco J (2015) The Comparative Osmoregulatory Ability of Two Water Beetle Genera Whose Species Span the Fresh-Hypersaline Gradient in Inland Waters (Coleoptera: Dytiscidae, Hydrophilidae). PLoS…

Capelatus

Bilton, D. T. et al. (2015) Capelatus prykei gen. et sp.n. (Coleoptera: Dytiscidae: Copelatinae) – a phylogenetically isolated diving beetle from the Western Cape of South Africa. Systematic Entomology, early view. Copelatinaeの新属新種Cap…

PNGのヒメトゲムシ

Hava, J. (2015) Distributional notes on some Nosodendridae (Coleoptera) - XI. Descriptions of six new species from Indonesian Papua and Papua New Guinea. ARQUIVOS ENTOMOLÓXICOS, 13: 131-136. 6新種記載された。同著者の雄交尾器のスケッチは、…

査読

査読原稿を読み、コメントをつけて返す。約2週間かかった。 ご老体の論文であるが、図も記載もしっかりしている。しかし記載の文章がtelegraphicだったりそうでなかったりしていて読みにくい。おかしいな、と思い以前の彼の論文を見直すと綺麗にtelegraphic…

Caccothryptus

最近は、本属を調べている。台湾の種はやはり未記載種のようだ。他はHernando&Ribera (2014)でだいたいは落ちた。日本産は3頭持っているが、全て雌で調べたは良いけど、どうしたものかと悩んでいた。 今日、Mさんからメール。何だか解らない虫を採ったとい…

第33回日本昆虫学会四国支部会

集合写真が出てきた。1994年のようだ。佐藤先生も写っているし他にも知り合いが多い。鬚が。。。

Immature Beetles Meeting

今年は10月1-2日。 行きたいなぁ。Dresden MeetingとInternational Insect Exchange Dayの間と言うのも素晴らしいセッティング。

5月10日は地質の日

ミュージアムの特別企画。鑑定会というのが何とも魅力的。床の間に仰仰しく飾ってある石がどんなものなのか、プロが鑑定してくれると言うもの。私も参加するので化石や琥珀の中の昆虫も同定できる(かも)。

農場実習

朝から小雨。実習は決行。まず30分ほど講義をしてから外へ。雨が強く降ったりしてあまり観察する感じでもなく、早めに終了。 昼飯は「うどんの雅」で天ぷらうどん。安定した旨さ。 戻って同定依頼の標本をピックアップ。400頭ほど。

緊急車両

救急車のサイレンの音が近づいてきた。交差点の手間で信号が青に変わったばかりだが、そのまま待機。対向車も後ろの車もそのままだ。基本。 そう、基本だと思っていた。しかし北海道に赴任した時に北海道の人達は救急車が近づいても避けようとしないことに驚…

授業参観

午前中は息子の授業参観とミュージアムの団体見学対応。 夕方は久米乃癒へ。温まった。

マルヒメキノコムシAspidiphorus

平野幸彦(2015)日本産Aspidiphorus マルヒメキノコムシ属について.Kanagawa-Chûhô, Odawara, (185): 42–47. 既知(注)4種に加え、少なくとも4種は未記載種がいるという報告。この仲間は気になっているのでとてもタイムリーで楽しく拝見した。 注)実は…