まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

「北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」

「北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑」 徳田龍弘著 北海道新聞社 96ページ 1575円 3月24日出版。http://www.bk1.jp/product/03385954
旧知の徳田君が初著書を出版することになったと葉書を受け取る。道内書店やアマゾンでも購入できると言う。本当に我が事のように嬉しい。
 
彼との出会いは、かれこれ15年前。その時私は東京でサラリーマンをしており、日大獣医学部の学生だった徳田君が知り合いの伝で調査のアルバイトに来てくれたのが出会いだった。彼との最初の調査は猛禽類の定点調査だったのだが、時期も場所もあまり良くなく猛禽類の確認は余り期待できない状態だった。一日の調査を終え彼を調査地点に迎えに行くと嬉しそうにしている。さぞ調査結果が上がったのか?と思うと、「ほらこんなに出ましたよ!」と見せてくれたのは、布袋に入ったジムグリが3頭。猛禽類を探していると足元から出てくるのだと言う。(嘘だ!と思った私は)あきれたけど心の底から笑った。その後もいろいろな調査に来て貰った。フィールドのセンスが良く、特に両はには並々ならぬ愛情で接していて、それを見るとこちらまで楽しくなった。
彼は就職、私は転勤でほぼ同時期に東京を離れ、再び北の大地で出会ったときにはお互い子持ちとなっていた。彼も私も人生いろいろあったが、彼のフィールドセンスと両はに対する愛情は変わりなく、フィールドを一緒に歩くのはすごく楽しかった。彼に言わせると、私の虫好きもただならないという。だからこそ、お互い尊敬しあい一緒に歩いていても楽しいのだろう。
彼の細かいところにこだわる性格とセンス、それに両は好き加減を考えると、この本も相当面白いお勧めなものだろう。早く手にとって見るのが楽しみだ。