まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

調査

5時起床。6時出発で鳥類調査のお手伝い。寒い・・・・午前中だけで6地点廻る。小鳥の影が多く楽しい。

スポーツは心技体とよく言われるが、生き物調査も心技体だと思う。このバランスが大切。今日は調査中にこのことばかり考えていた。今回の調査はある高齢の方の調査の手伝いだった。識別能力や経験などは問題ないものの、やはり高齢だと小さな声が聞き取りにくいようだし、遠くの鳥の姿が追えないようだ。遠くのホオジロアオジの地鳴きは聞き取れていなかったようだ。かく言う私もヤブサメの声が聞こえないようになってきているので若い頃に比べると”体”がダメになってきている。でも見ていると、その方は自然と鳥が出そうな方向や地形に体が向いていて、ああこういうのが経験なのだろうな、と思った。

これは何も鳥に限ったことではないだろう。昆虫の調査だって、歳をとれば小さい虫が見えてこなくなるだろうし、それを技術や経験などの”技”でカバーしてもしきれないようになるに違いない。そう思うと、見えなくなる前にフィールドに出まくることが、いままさに外に出て虫を採ることこそが、重要なのかも知れない。