フィールド調査を行うと膨大なデータを扱うことになり、フィールドノートや調査票を整備して調査漏れの無いようにしなければならない（こことか）。最近、それ以上に、その収集したデータをどのように整理しておくか（たとえばエクセル上で）も、とても重要だということにやっと気付くことができた。
例としてエクセルに入力し整理するとすると、単純・簡単なことだが、1つの行を1つのレコードと考え、データを蓄積することが基本。そうやって蓄積しておけば、ピボットテーブルや関数等を使って如何様にもデータを整理することができる。アクセスを使うとより高度なことができるだろう。
以上のことは、卒論生のI君にこれまでのデータを見せて貰って驚き気付いたこと。彼は卒論内で使う表をイメージして、現地調査データをその成果品の表に合わせて整理していた。その方が一見すると手っ取り早いし最節約的な感じもする。しかしそこに応用性は全くないし、トレーサビリティも何もない。
少し考えれば、いや真摯に考えていれば判ることだと思っていたが、もしかすると分からない事かもしれない。でも少し説明するだけでしっかり理解してくれる学生もいたし、最初から自分で気付けた学生もいたから、学生に応じて指示や教育を変える必要があるのかも知れない。
