まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

寄贈

朝から地元の愛好家のご自宅へ。愛蝶会の藤井さんの紹介でFさんという方のコレクションをチェックしに行く。状態が良く寄贈頂ける状態であれば寄贈頂くという話になっていた。で、コレクションを拝見すると一見して貴重なものが入っているし標本の状態も良い。ということで、そのまま車に積み込み寄贈頂くことにした。ちょうど60箱。Fさんはこの10年以上虫から遠ざかっていたそうだが、コレクションは虫害もないしカビも生えていない。ちょっと破損したものもあるが状態良いものがほとんどだった。1990年代に井上さんらとつるんでいたころに熱心にコレクションされていたようだ。地元のけっこう貴重な標本も入っていた。1960年代の地元のクロシジミや野外採集品の2化目のチャマダラセセリ、低標高地のフタコブルリハナ、絶滅産地のヒメビロウドなど。つくづく、蝶屋とカミキリ屋を経た自分の虫屋の経歴は無駄ではなかったなと思う。

午前中は文献と標本、午後は椎葉君に手伝ってもらい標本ダンスを運ぶ。

夜はFさんから頂いた泡盛にシークワーサーを絞って飲む。強いお酒は久しぶり。