ここのところ喉の調子が悪い。周囲に風邪ひきが多いようでちょっと気になっている。
午前中は、地域の運動会。小学校のグラウンドで行われたのだが、植栽されているサンゴジュにアブラムシが3種大発生中でそれを眺めてはニヤニヤしていた。3種が独立的にコロニーを作っているというよりは、混在していることが多く、シマウマとガゼルとヌーが混群を作っている状況と似ていたら楽しいな、などと思ったりしたが、きっとそういう状況とは異なるだろう。ちなみに捕食者はライオンよりも怖いクサカゲロウが多かった。
午後から空港にRuta君を迎えに行き、農学部のゲストハウスに荷物を置いた後、相談など。来週までの長期間、標本調査と野外調査の予定。
彼とはそんなに歳が違わないが、彼が学部生の頃からの知り合いで、Ciidaeに興味を持っていた彼をScirtidaeに誘い込んだのは私だ。Scirtidaeにどっぷりはまってしまった彼は、今では本科の第一人者と言えるだろう。私よりも勉強しているし何より多くのタイプ標本を見ていて良い仕事を量産している。「青空食堂」でサシで飲みながら、いろんな話をした。やはりイイ奴だった。あの属はやっぱりあの属のシノニムだろうという話や、同業者の悪口や愚痴、お互いの国のことなど。こちらの拙い英語に合わせてくれていた。
