まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

やっぱり好きなことをすべき

子供の頃からの昆虫少年が昆虫の研究をしたくて進学してくる大学・研究室が、全国には幾つかあり、うちはそのなかでも老舗と言える。しかしそんな彼ら(ほとんど男性)がせっかく大学に入学してきても、研究室を選ぶ時に違う道に進むことが最近多い。
違う道を選ぶ理由は様々。虫より面白いことが見つかった、研究室の雰囲気に合わなそう、そもそもコース分属に失敗した、など。そして最近は、就職できなそうだから、基礎学問ではなく応用分野の方が就職に有利そう、そしてよく聞くのは、虫を仕事ではなく趣味として続けていきたいから、といった判るようで解らない理由も多い。
私は、人生において自ら選択することが重要だと考えているので、自分が選んだことであるならそれは否定しない。しかし、就職のことを考えて好きなことを曲げたり、自分の好きなことに自分の限界を設定したりすることは、何か間違っていると感じてしまう。
決断力なんて言う大袈裟なものではなく、例えば初めて入ったラーメン屋ですぐに注文が言えるような、選択する能力がときに大切だし、小さな選択の積み重ねが道を形成していくのだと思う。
もし選択する場面になったら、自分が好きな方を選ぶことが大切だと思う。学生時代くらい、集中して好きなことに没頭してみたら?