まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

才能と好きなこととなりたい自分

例えば、フィールドで何かを探し出す才能に溢れた人には、これまで何人も出会った。私自身も自負しているところなのに、遥かに凌駕した才能に恵まれた人に出会うと、嫉妬心を通り越し尊敬の念を持つ。しかしそういう人達に限って、人生の岐路に立たされた時にフィールドから離れた選択肢をえらんでしまう。凄く残念だ。
好きこそものの上手なり、なんて言われるが、そんなことは無い。好きと言う気持ちだけで才能がついてくるなんてことは残念ながらない。
なりたい自分の方向性がしっかり見えているのに才能が無いから、と諦めてしまう人がいる。しかし、才能と好きなこととなりたい自分のベクトルが合致している幸運な人は、残念ながらほとんどいない。たいていは情熱とひたむきさで何とか方向を決めて動いているのだ。
好きなことと才能が合致している幸運な人は、その幸運に気付き、全力で頑張って欲しい。なりたい自分の方向性が自分の中でどうしても譲ることのできないものであれば、きっとひたむきに頑張れると思う。しかしタイミングも重要で、早い段階で気付くことが出来ないと、方向修正に多大な時間とコストがかかってしまう。たいていのことはやり直しできるが、現代の日本は余裕がなく、方向修正にかかる様々なロスを挽回することはかなり難しい。だからこそ、早く自分を見つめ直し自分の方向性を見極めることが必要なのだ。
以上は普段から考えていることと、丸山君の本を読んだ感想。