まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

研究

クラウド

現在扱っているファイルなどはDropBoxに入れて使っているが、論文書くのに必要な膨大な資料をどう管理するかは、ここ数年の懸案事項だ。クラウドに入れておきたいがどれが良いのか、というのも悩みだが、容量が小さいのも悩みである。 大学でOneDriveが使え…

さやばねニューシリーズ21号

さやばねニューシリーズ21号が販売終了になった。ヒゲブトチビシデムシの解説開始、計測値の解説、サメハダマルケシゲンの日本初記録、四国のヨツモンカメノコハムシの報告など、この号は読みごたえがあった。2年で冊子販売終了というのは想定外であったが、…

著者校正

著者校正は、版組されたものを著者がチェックできる最後のチャンスです。そこでの修正指示はしっかり行う必要があります。原稿をプリントアウトしてそこに直接指示を書く場合と、修正点をリストアップして示す場合があります。後者が一般的ではありますが、…

研究者は職業ではなく人生です

これいいこと書いてある。 「しなやかな “したたかさ” を身に着けることが不可避です.研究者は職業ではなく人生です.どんな研究環境であっても研究者キャリアをこじらせずにちゃんと築いていけばまちがいなく生き残れるでしょう.」

共著論文

Rafalとの共著論文がZTに掲載された。4年前にRafalがこちらに来た際に見せた標本の中で、私が論文を書かずに放置していたものを彼が一緒に書こうと言ってくれ、それが論文になったもの。 彼は日本に来るために小さなグラントを当ててそれで旅費を出していた…

研究

本当に久しぶりに何も公的な用事が入っていない日。朝から研究時間に使える。 いろいろやるべきことは溜まっているがAesobiaに着手。4種の写真撮影、ゲニのスケッチ、計測までを終える。研究ノートを見ると5年も眠らせてしまっていることが判った。 帰宅後に…

母さん、僕のあの原稿、どうしたでせうね?

ZTに昨年秋に投稿した原稿が全く動かないので、subject editorに問合せ。投稿の際もレスポンスがあまり良くなかったので気になっている。 共著のもう1本の方は同じ頃に投稿しているのにアクセプトされ、先日Proofをチェックした。

レバントのハンミョウ

T. Assmann, E. Boutaud, J. Buse, J. Gebert, C. Drees, A. Friedman, F. Khoury, T. Marcus, E. Orbach, I. Renan, C. Schmidt, P. Zumstein (2018) The tiger beetles (Coleoptera, Cicindelidae) of the southern Levant and adjacent territories: from…

やっと務め上げた

最後のものを半日かけて読んでコメントを書き、AEの仕事を終えた。いろいろ勉強になりました。ほっとした。全部0なのが気持ちいい。 適任で良いレフェリーを探し出し、良い論文を世に送り出せたときにはAEとしての達成感もあったが、そうではないケースも多…

昆蟲

日本昆虫学会の学会誌「昆蟲」。某CiNiiから読めなくなった際には呪いの言葉を吐く人が多かったが、全て紙媒体で揃っているうちには関係ない(でも「ネットで拾えるから」という理由で冊子の受け取り拒否をした図書館には恨み節)。どうだまいったか、へへへ…

寒い

朝一でCBに投稿している原稿の査読結果が返ってきた。R1、R2ともにminorでR1にいたってはほぼそのままだったが、R2の指摘のいくつかは結構本質的で修正が難しそうなものだった。うーん、悩ましい。 皿が峰の7合目くらいまでが白くなっている。お昼には平野部…

日本昆虫分類学会 第20回大会

第20回大会(2017年度) 2017年12月9日 北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)https://twitter.com/JpnJsystEnt/status/930674522033926144

日常

朝一で甲斐君との共著論文をZTに投稿。Possible refereeを選ぶのに、適任者が居なくて悩んでしまった。うまくいきますように。 ついでに、寝かせてあった短報を体裁を整えて、CBに投稿。専門外の分類群だしそんなに大した発見でもないので、国内誌にさらっと…

日常

共著論文の担当パートを執筆し共著者へメール。遅れてすみません。 ESのAEの仕事。査読者2人の結果が出ていたのだが、評価が割れていて悩んでいた。対応遅れてすみません。 帰宅すると東海大出版会から小包が届いていた。中にはあれの改稿中原稿。忙しい時に…

PROOF

朝一で池田君からメール。EJTに投稿していた共著論文のPROOFが届いた。昨年6月に投稿、8月に難なくアクセプトされたが、そこからが異様に長く、やっと初校が届いた。この間、レフェリーが自身の論文に引用すると言うおまけつき。感慨深い。 かっこよく版組み…

Zoological Studies

2015年にSpringerに移ったけど、1年間でまた戻ったんだ。投稿しようかな。

英会話

午後からSUIJIの学生への授業。1人だけなので研究室の学生の部屋でPCの画面を見ながらの授業。単語がいくつも出てこずしどろもどろ。以前に連大の学生対象の授業をした際のスライドをそのまま使ったのだが、その時は少しは練習していたのでまだマシだった。…

タトウの保管

タトウ

スケッチ原図の処理

下書きスケッチ。詳細に部位の様子などを書きこんでおくと良い。 墨入れしたスケッチ。私はトレペ(厚)を使用している。あまりに厚すぎても良くないし、薄すぎるのはもっと良くない。残念ながら松山市内の文房具屋には置いていないので、いつもネットで注文…

査読

ある海外の研究者(面識なし)に査読依頼したら1頁50ドル出すなら引き受けるというメールが。なるほど断り方としてはありだと思ったが、システムで送ったわけだから断りのボタン押せば済む話だし大手出版社の雑誌だからそんなの出るわけ無いのに。 何だかも…

投稿

研究ではないけど、3月中旬〆切の某レビューを投稿。4人の共同作業で、今回も共著者らに助けて貰って何とか出来上がった。感謝感謝。 あと、今年度内に仕上げないといけないものが2つ・・・・次いってみよう。 午後からスタッフ会議。また締切のある執筆作業が増…

冬季の採蟲を務めよ

昆蟲翁に怒られてしまった。

旅先での小仕事

旅行先でも海外でもどこにでも必ず何らかの仕事(研究)を持っていくようにしている。たとえラオスの山奥でPCが持っていけないようなところに行く際にも1つは仕事を持っていった(ただし2002年にラオスに行ったときは虫が採れ過ぎて毎夜毎夜それどころではな…

2017抱負

今更ながら新年の抱負。 2016年は論文12本を出したが、海外誌3本・筆頭7本と、2015年に比較すると明らかに生産力がなかった。一方、和文報告は13本以上と、多かった。和文誌の編集委員長なので埋め草的に書かねばならなかったり、雑誌を盛り上げる意味でもそ…

【書評】 「できる研究者の論文作成メソッド」

「できる研究者の論文作成メソッド」ポール.J・シルヴィア 講談社 2016年 前作に引き続き、とても楽しくとてもためになる本だった。特に9章・10章は印象に残った。いくつかためになりそうなことを抜き出しておく。 “インパクトというのは、論文の「系列」、…

Immature Beetles Meeting 2017

https://www.facebook.com/ImmatureBeetlesMeeting

久しぶりに顕微鏡を覘く

来年は記念号などの投稿予定があるので、単発記載のネタを考えた。眠らせていたこれを記載しようかと考えている。

どれくらい編集作業に時間をとられているか?

現在のところ、和文誌の編集、欧文誌の編集、それに欧文誌のassociate editor(甲虫・分類)の3つの学会仕事(ここでは纏めて編集作業と呼ぶ)を行っている。2番目のは学会事務も含め、立場上の義務だと思っているし、3番目はいちおうは2年間の期限付きであ…

どれ位の論文(文献)に接しているか?

生物分類学は、標本と文献と顕微鏡と人脈があればアマチュアでも研究を続けることが出来る学問である。文献に関しては、一昔前はこれらの4つの中でも一番困難を強いられるものであったが、インターネットの普及とPDFのお陰で、最近は入手しやすいものになっ…