まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

どれ位の論文(文献)に接しているか?

生物分類学は、標本と文献と顕微鏡と人脈があればアマチュアでも研究を続けることが出来る学問である。文献に関しては、一昔前はこれらの4つの中でも一番困難を強いられるものであったが、インターネットの普及とPDFのお陰で、最近は入手しやすいものになった。しかし情報過多ともいえる状況で、アンテナを張り続けていることが重要にもなりつつある。必要な時に検索するだけでは、収集できないことも多いし、タイミングを逃すと深海に落ち込んでいくように論文を拾い上げることが困難になるものもある。
ではどれ位の論文に日頃から接しているのだろうか?
試しに9月6日から10月13日までデータを取ってみた。単純に自分の論文PDFフォルダにあるファイル数を数日おきにメモしただけ。この期間で252ファイル増加し、1日平均で6.8本が増加したことになる。この中には古いコピーをPDF化したものも含まれる。ただし、毎日均等に増加しているのではなく、増加しない日もあるし、逆に10数本増加している日もある。1ヶ月で200本、1年で2000本近くは論文に接しているのかも知れない。
これはあくまでPDFの数を数えただけだし、1ヶ月のデータだけなのであまり参考にならないかもしれない。ダウンロードしただけでほとんど読まないものやさらっと目を通すだけのものが圧倒的に多く、じっくり読むのはこのうちの1割かもっと少ない。