まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

どれくらい編集作業に時間をとられているか?

現在のところ、和文誌の編集、欧文誌の編集、それに欧文誌のassociate editor(甲虫・分類)の3つの学会仕事(ここでは纏めて編集作業と呼ぶ)を行っている。2番目のは学会事務も含め、立場上の義務だと思っているし、3番目はいちおうは2年間の期限付きである。なので1番目のものが、精神的に辛いし、やってみて判ったことなのだが、和文誌の編集というのは欧文誌の編集よりも大変なのだ。いややりがいはあるし、この6年間はかなり頑張ってきたが、ちょっと辛いな、と最近思い始めた。
ではどれくらい時間をとられているのだろうか?
これまで計ったことがなかったので、この前の和文誌1号分の編集作業をメモしてみた。だいたい1号を発行するのに25時間だった(これは少し少なく見積もっているところもあるかも知れない)。ということは1年で4号発行するので100時間を和文誌編集に捧げていることになる。残りについては、欧文誌編集+事務作業は精神的にはそんなに負担ではないもののいろいろ作業はあるので同等かそれより少ないくらいかで、associate editorと時々降りかかる査読などを含めて和文誌編集と同じ100時間とする。
そうすると、編集作業で年間200時間を消費していることになる。これだけの時間があれば自分の論文、それも纏まったものが書けるよな・・・・というか、年間200時間というのは、記録している自身の年間研究時間よりもだいぶん多い。
立場や現状の学会や昆虫界のことを考えると致し方ないところもあるけど、ちょっと考えなおさねばならないよな。