まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

中国のJujiroa

Deuve, T. & A. Pütz (2013) Description d’une nouvelle Jujiroa cavernicole du Sichuan (Coleoptera, Caraboidea). Bulletin de la Société entomologique de France, 118 (3), 2013 : 341-342. 中国から同属の4番目の種の発見。大きい。

Intybia

Plonski, I. S. (2013) Studies on the genus Intybia PASCOE (Coleoptera: Malachiidae) I. Some nomenclatorial acts and faunistic records. Zeitschrift der Arbeitsgemeinschaft Österreichischer Entomologen, 65: 61-68. YoshitomiとAsanoの最近の論…

発送

JJSEの19巻2号とその書類関係一式を発送。すっきりした。あとは和文誌だが、こっちは難航中。かなりのボリュームになってしまいそうで恐ろしい。 惣中君の誕生日ということで、研究室でケーキ。野郎ばかりというのに、ハッピーバースデーの歌を歌うのは恥ず…

オーストラリアのマルトゲムシ

LAWRENCE, J. F., A. SLIPINSKI, O. JÄGER & A. PÜTZ (2013) The Australian Byrrhinae (Coleoptera: Byrrhidae) with descriptions of new genera and species. Zootaxa 3745 (3): 301–329. ↓ 12/11 PDF届く。ため息が出るほどカッコいい種の写真が並ぶ。6…

【書評】「大人のための「恐竜学」(祥伝社新書)」土屋健 (著), 小林快次 (監修)

ハワイのホテルで読了。素晴らしい本。久しぶりに良い新書に出会った。ウェブで質問を受け付け、それに答えていくという執筆スタイルであるが、なかなかマニアックな質問もあり面白い。それを丁寧に適切に簡潔に答えており素晴らしい。専門家が優れたライタ…

【書評】「野心のすすめ (講談社現代新書) 」林真理子

成田での待ち時間と松山までの機内で読了。書店で「売れてる」とあり、同著者の本は読んだことなかったので手にした。タイトルにも少しそそられたし。 で、意外と普通の啓蒙書だったので驚いた。しかし、万人受けする内容ではないし、具体的なアドバイスも特…

毒グモ

事務に近所の方から毒グモでは?というクモの持ち込みがあった。攻撃的だという。いよいよ愛媛でも見つかったか、と嬉々として(?)駆けつけるとフィルムケースに入っていたのは・・・・ハエトリだった。 図鑑を見て絵合わせでアダンソンハエトリと同定できた。

オフ

久しぶりに一日家族と過ごす。と言っても、買い物と道後公園に遊びに行ったくらい。師走の喧騒を避け公園で子供たちと遊んでいると年末な気がしない。公園でアブラムシを2種見つけあな嬉し。 小ネタを膨らませて書いた原稿の初校が届く。実はこの論文は1つだ…

計画が大事

私がサラリーマンになってまず試練だったのは、忙しさ。とにかく忙しかった。年間100日以上の現場が入り、試料整理に報告書書き。新人で入社してすぐからそうだったので、驚いた。この忙しさは経験してみないと判らないだろうが、土日関係なく3年くらいは仕…

Physopelta

Stehlík, J. L. (2013) Review and reclassification of the Old World genus Physopelta (Hemiptera: Heteroptera: Largidae). Acta Entomologica Musei Nationalis Pragae, 53 (2): 505-584. 日本産は以下の通り(和名等を日本原色カメムシ図鑑3巻参照) P…

Australian Notoxinae

Kejval, Z. (2013) Taxonomic revision of the Australian Notoxinae (Coleoptera: Anthicidae). Acta Entomologica Musei Nationalis Pragae, 53: 1-98. 丁寧で良い論文。交尾器のスケッチや写真も綺麗。

ハワイでマイマイカブリ

今回のビショップ博物館の調査で一番驚いた標本はこれ。実はこの箱はハワイで採集された外来種のオサムシ科の箱。こんなものまで荷物にまぎれて入ってきたのか、と最初は思ったのだが、どうもアフリカマイマイの導入天敵として放されたものらしい(出展なし…

おじいちゃんの洗面器

子供の頃、祖父の家の洗面台にはアルミ製の洗面器が置いてあった。ぼこぼこのその洗面器は水を溜めて、まさに顔や手を洗うために使われていた。幼い私は理解出来なかった。蛇口をひねると水が出て来るし、蛇口から直接水を使うのと、一旦洗面器に水を溜めて…

帰国

成田にお昼過ぎ着。乗り継ぎ時間がかなりあり、空港内をうろうろしてからチェックイン。行きは大丈夫だったのにピンセットが引っ掛かってしまった。成田でもピンセットを寄付するはめになった。1500円くらいの安物だから諦めたけど、野外に持ち歩いているお…

Pseudomorphini

T. L. Erwin (2013) Beetles that live with ants (Coleoptera, Carabidae, Pseudomorphini): A remarkable new genus and species from Guyane (French Guiana), Guyanemorpha spectabilis gen. n., sp. n. ZooKeys 358: 11–23. めちゃカッコイイ。 T. L. E…

帰国

まだ暗いうちにバスに乗り込み空港へ。今回は手荷物に借用標本があり出国が心配だったが、全く問題無かった。 9時に機上の人となる。

ビショップ2日目 朝食は丸亀製麺へ。夜は長い行列が出来ている人気店なので美味しいのかと思ったら普通の味だった。 バスで博物館に向かう途中で偶然に山迫君と同じバスに乗り合わせる。 夕方まで集中して標本調査。かなり成果あり、帰国後に詳細に調べるの…

ビショップ

ハワイ1日目は空港に着くやいなやスコール。空港から出られず空港内のスタバで軽く朝食。しばらく待ち大林先生と落ちあってからホテルへ。雨は小降りになるも止まず。肌寒いしハワイに来た気がしない。 2日目はいよいよビショップ博物館へ。朝から夕方までみ…

【書評】働くアリに幸せを

これまでの2冊とそんなに変わりがない論調。しかし3章はいろいろ考えさせられた。この章は、組織と個の利害関係下でのモチベーションの保ち方や、世界を覆う閉塞感と縮む世界の話。いくつかは納得させられる内容だし、己の中に個人神を創り出すというのは、…

【書評】ブルー・ゴールド真保裕一

久しぶりにこの著者の小説を読む。テンポよく、成田までの機内と成田での待ち時間で読み切ってしまった。 読み物として楽しめたが、この著者の作品としては不十分に感じた。 まず、この著者の作品には必ずといってよいほどカッコイイ男が登場するが、本作品…

出国

朝から娘が熱を出す。自分自身も鼻水がとまらない。うーん参った。でも今更やめる訳にいかず出発する。 松山空港に早く着いてしまったので2Fの「NOBALL」でカレー。辛くて私好みの味。昼過ぎの便で成田へ。 成田で数時間うろうろして時間潰して機上の人とな…