うちの家族構成や職業から考えるに、外出自粛は他の家庭に比べると比較的容易な方だと思う。研究活動もリモートワークなどのライフハックに少しは興味があることから、ある程度は自宅でできる状態を普段から作ってきていたので混乱はある程度回避できる。それでも長期化していると大変になってきている。外で体を動かせない子供たちのフラストレーションが溜まってきていて、反抗期真っ盛りの息子が娘や嫁さんと衝突しまくっている。プロ野球が見れないのも彼のフラストレーションになっている。大変な人も多い中、本当に小さなことだけれども、可哀そうだなと思う。何かストレス発散できるものがあれば良いのだけど。
安田君が近くで面白いものを採っていたので、気晴らしに採りに行こうと思っていたら、ここ数日の雨で増水してポイントが流されてしまったそうだ。うう、残念。でも別の場所で面白いものを採っていることを教えてもらった。もしかしたらすごい発見かも。でもちょっと遠いので採りに行けない。図鑑が出て、それをベースに調べてみて新しい発見をする。やっぱり図鑑ってすごいインパクトを与えるものなんだなと思った。図鑑が出ると、自分もそうだったのだが、集めるためのカタログ的なものとして見てしまいがちだし、そういう利用のされ方が一般的だと思う。でもすごい図鑑はそれを凌駕するように新たな科学的知見の蓄積を呼び寄せる。素晴らしいことだと思う。「ヒメドロムシの魅力」なんて図鑑が出ないかな。考えてみれば、論文だって同じ。インパクトの大きな網羅的な研究は、たくさん引用されつつ科学的知見の蓄積を呼び寄せるし。
今日は業績リストの作業の続き。非常事態宣言をうけて、リモートワークになる可能性が高くなってきたので、その準備など。と言っても標本や顕微鏡を家に持って帰るつもりはなく、クラウドに必要なファイルを入れておくだけ。
