まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

よい断り方

午前中は飛び込みで昆虫について教えて欲しいという方が来た。名刺を出されたので名刺交換したのだが、質問はそこそこに疑似科学について延々と話されてしまった。そのうえで協力できればということだったので、興味がないことをやんわり伝え帰ってもらった。自分の名刺が悪用されないか、あとで心配になった。午前中の作業が出来なかっただけでなく、こちらの精神的・肉体的ダメージも大きい・・・・怒鳴りつけて一喝したほうが良かったのだろうか。最初のうちはそういう雰囲気ではなかったので話を聞いていたが、ある用語が飛び出してから、あれれこれは、と気付いた。気付くのが遅すぎたかも。すぐに論理矛盾を指摘したが、そこはするりとかわされた。

疑似科学の営業(?)はこれで2回目。以前は違う分野のことであったが、その時はすぐにそうだと判ったので早々にお引き取り頂いた。ダークサイドに引き込もうとする背景に、大学を巻き込めば権威が出ると思っているのだろう。実際にダークサイドに引き込まれた研究者もいるに違いない。

科学的に物事を考えるというのは難しいこともあるし、そればかりでは角も立つ。この前読んだ「ネコ・かわいい殺し屋」でもTNRが科学的にはネコにも環境にも良くないと科学的には判っているが、頭ごなしにすぐやめろと決めつけず、やんわりとした表現にしている。それでもこの本は科学的に物事を見ようとしていて、日本で蔓延しているような非科学的な考えを否定している。もしかすると、日本は非科学や疑似科学が蔓延するような土壌があるのかも知れない。

ダメージ大きくやる気もそがれてしまったのでこんなところに愚痴を書いている訳だ。

話は変わるが、投機目的のマンション購入の勧誘電話もよくかかってくる。こちらは最初からそうだと判るのでいかに断ろうかということをはじめから考えられる。最近は角の立たない上手な断り方を考え出した。先方も笑って電話を切ったことがあるほど。しばらくはこの技が通用するだろうけど、新たな技も考えておいた方が良いかも。