まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

日本の古い文献類

分類学は、たいていの科学分野も同様だと思うが、過去の文献類をベースにしないと研究が出来ない。CiNiiの閉鎖で論文が読めないと、ここのところ混乱しているようだが、CiNiiにアップされていないような日本の古い文献類(と言っても大戦前後の時代のものをここでは指す)の中にも重要なものがたくさんあり、そういったものが図書館にたくさん所蔵されている。しかしそういった古い文献類は、ネットで検索してもタイトルが出てくることが無かったり、雑誌のコンテンツもネット上に無かったりするので、論文からの孫引きやそういった資料に詳しい年配研究者から教えてもらうことにより、何とか見つけ出すことができる。
ここのところ、仲よくしている中国の研究者から、そういった古い日本の文献類のコピー依頼が次々とくる。こちらも無理ない範囲で対応しているが、それにしてもよくそんな文献の情報を見つけてきたな、というものもある。こういった日本の古い文献類を日本では軽視しがちだけど、もっと見直してみた方が良いと思う。