今日はJJSEの査読依頼と自分の研究しかしなかった。後者はシビアなところではなく、この前ガムシのコレクションから救出したカロリンのNosodendronを解剖スケッチした。本当に贅沢な充実した一日。というか、久しぶりにこんなのんびりした時間を過ごした感じ。
JJSEの査読では、最近は分野が違う人にあえて見て頂いたりしている。例えばハエの記載論文をハチの分類の専門の人にという具合。これがとても良い効果を生んでいる。著者にとっては、である。しかしお願いする編集側の悩みと、お願いされる査読者側の労力は、普通にハチ―ハチの査読依頼よりも大きい。私が仲良い人と、この人ならという信頼が無ければこんな無茶は出来ない。コウチュウの記載論文は他分類群の記載論文よりも荒い、大御所の記載でも安心は出来ない、他分類群の研究者が記載を読むとごまかしがきかなくなる、などなど、いろいろ学ぶところがある。
