「生中」といえばビールだが、「生小」は「生意気な小学生」の略。
朝から近くの小学校に出前授業に出かけた。5年生32人を相手に生物多様性に関する話を2限分行う。1限が45分で、途中に20分の休み時間をはさんだ。虫に関する話をしたことは今までもあったが、生物多様性というしばりで授業を行うのは初めてだった。なかなか食いつきの良い生徒ばかりで、反応もよく、楽しく授業が出来た。ちょっと難しいかなと思うところもあったと思うが、だいたい理解してくれたと思う。「オレ虫知ってます」的な生小が居なくて、その点も良かった。正直、生小が居たらどう対応しようか、ということが授業の内容よりも気がかりだったのだ。
来週も同じように授業がある。宿題を出したので、それに関する話を45分してから、残りは校庭で自然観察をしようと思っている。自然観察の下見と休み時間に校庭を歩いたら、花壇でアリジゴクが営巣しており驚いた。来週の授業中に採集しようっと。
今日出した宿題は、家の周りでアリを採って来いというもの。実は香川大の伊藤先生から教えて貰った方法で、渡した宿題用プリントにセロテープでアリを貼り付けて採って来てもらい、それの種を同定する予定。アルチンが混じっていたら驚きだが、たぶん在来種だけだろう。
