この前の博物館実習では標本の修復実習としてカビた標本のカビとりをやった。
100均で売っていた筆。これに消毒用アルコールと中性洗剤を少々入れて使った。普段は普通の筆に液を付けながら使っていたが、液が出過ぎる欠点はあるがとても使い勝手が良かった。
数年前に破れたり翅が取れたりしたチョウの標本の修復を実習で教えたが、虫を知らない実習生には難しすぎたようで、標本がいくつも無駄になってしまった。今回のカビとりはみんな真剣にやっていたし、そこまで難しくなくて良かったようだ。標本も綺麗になった。でも昆虫界の藤田玲司を育てるにはこんな甘いことを言っていてはいけないのだろうけど。