まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

博物館実習

午後から岩石鉱物の実習だったがいそいそ着いて行った。地学の実験室に愛媛県の地質図があり、食い入るように見てしまった。中央構造線の南北で地質の入り方が全く違っていて面白い。この地質図だけで3時間は暇つぶしできるな。簡単なレクチャーのあと雨の降る中出発。
ヘルメットをかぶりキャンパスから祝谷まで歩く。途中、道後温泉街を通過する際も堂々とヘルメット。小学生に笑われた。
到着。これから石割り。
露頭から転がり落ちている岩とか石とかにハンマーを入れて手のひら大にしてその断面の見る観察に使うサンプル採集。学生たちがハンマーをいれると高い音が響き、全く割れない。なんだか岩に弾かれているような感じ。先生が叩くと明らかに重低音で何度かハンマーを入れると割れる。明らかに経験の差。石の面を見なさいと言われていた。TAで来ていたマスターの学生もなかなかの腕前だった。こういうの教育効果だよな。昆虫でもビーティングとかスウィーピングの腕の振り方とかに違いが出てくるものなのだろうか、でも採れる虫の質と量は場所とかに左右されるからあまり関係ないかもな、などといろいろ考えていた。ちなみに私は戻って解剖をしたかったので叩かず見学のみ。でも楽しかった。少し石マニアの気持ちが判った。
この露頭。
農学部に戻って解剖しようと思ったが、外書購読の時間が入っていたのをすっかり忘れていた。夕方に外書購読1回目。久末君は訳も読みもよくできていた。