まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

石鎚

松野君と末長君を誘って面河―石鎚に採集に行く。
9時半頃大学を出て、途中の道は比較的空いていて面河には11時頃到着。まずは博物館に行き矢野君に挨拶しに行くがお昼まで戻らないとのことだったので、渓谷でお昼まで採集。
渓谷を奥まで進むと林道脇にジャゴケを発見。コバネガの幼虫を持ち帰ろうとジャゴケをはがすと既に成虫が出ていてチラホラ飛ぶ。慌ててカメラを構えるが暗くて良い写真は撮影できなかった。6頭採集した。(家に戻って確認したところ1995年5月26日にほぼ同じ場所で採集している、出現がだいぶん早い?)あとは染み出し水でSchinosthetusの幼虫をつまむ。

川原で昼飯を食べようとしたところ、図ったように矢野君に会う。「タカネを採りに来たよ!」と言うと、苦笑いしていた。川原で昼飯を食べながら岩を見て廻る。カジカガエルの声を堪能しつつ、Ochthebiusがいないかなぁ、と岩をチェックしていたところ、割れ目にヒロバカゲロウの幼虫を発見!今回の一番の目的なので思わず大声で松野君を呼んだ。しかしその1頭きりで後は続かなかった。

昼飯後、博物館に矢野君を訪ね、いろいろ雑談とお願い。
博物館を後にして、松野君は引き続き面河渓周辺、吉富・末長は石鎚に上がることにした。スカイラインを順調に登り、数箇所で採集する。しかしあまりめぼしいものは採集できなかった。ヒロバカゲロウの幼虫1つ、ジャゴケ少々、パラマルティリアの幼虫1つ(多分新食草)、プラティの幼虫少々。ここでも図ったように宇都宮さんに会う。何でも午前中は皿が峰で研究室の韓君たちに偶然会ったとのこと。四国は狭いなぁ。
暗くなる前に降りる。面河で松野君がだいぶん疲れた顔して待っていた。結局、ヒロバカゲロウの幼虫の追加は水中から偶然採集した1つのみだったとのこと。


川原で夕食を食べつつ、末永君に説教をしてしまう。疲れているのかな、俺・・・・
夕食後、少々時期は早いと思いつつライトトラップ。ライトにはヒゲナガカワトビケラくらいしか来なくてダメ。暗い中懐中電灯片手に川原と染み出し水をチェックして廻ったが、結局ヒロバの幼虫は松野君が1つ採集したのみ。ただ、面白い状況での採集だったので、今後が期待できる。夜の水辺は以前にも見て廻ったことがあったが、やはり面白い。

ライト終了後、めぼしい電灯などを見つつ下る。途中、かわった蜘蛛にヒメバチの幼虫が付いているのを発見!大発見だ!新種だ!とまた大声を上げてしまった。(帰宅後調べたところ、クモはゴミグモという普通種らしい、おそらくヒメバチも普通種・・・・)
大学には23時ちょっと前に到着。今日もいっぱい遊んでしまった。個人的にはイマイチの成果であったが、大きな目的であったヒロバの幼虫が少なくとも2種4頭採れ、面白そうなことも判ったので良しとしようっと。