まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

真夏の方程式

衣山のレイトショーで見る。松山市もロケ地になっているので見ない訳にはいかない。
あらかじめ原作を読んでいたが、原作にある程度忠実に、でも余計なところを削ぎ落とした流れになっていた。でも映画では登場人物の背景や心情を描ききれていないところがあり、原作をあらかじめ読むことをオススメする。
芝居がうまい役者が揃っているせいで、感情移入できた。とても良い映画だと思う。
難を言えば風景。真夏の設定なのに背景の山や林、微妙に写る植物、それにBGMになるだろう生き物の鳴き声が真夏ではなかった。CGや照明などでカバーしきれておらず、気持ち悪さを感じた。
この作品で一番好きな湯川のせりふ、「あとは選択の問題です」というのは、環境アセスメントの本質を突いていると思う。それ以上にこの物語の結末を暗示している。

〜26日追記
この映画の評判が一般的にどうなのか気になったのでレビューを見たところ、結構酷評されている。前作「容疑者Xの献身」と比較しての評価が多かったけど、これと比較してはいけない。前作は映画も原作も本当に秀逸だと思う。