明日の学生実験は、社会性昆虫の観察、ということでアリとシロアリを見る予定だが、アリはともかくシロアリは用意しておかないと実験にならないので、朝から高縄山へ取りに行く。というのは口実で、実はシロアリは途中の雑木林に入ってものの10分もしないで目的を果たし、でもまだシロアリ探してますよーと自分に言い訳しつつ高縄山の8合目くらいまで一気に駆け上がる。
実はある沢にナガハナノミが2種生息しており、その両方とも幼虫未記載の種なので（想定では）、飼育しているのだが、うまくいっていないので再度採集に訪れた。1種は多数採れたが、もう1種は採れず。うーん・・・・
午後からは事務仕事などなど。合間に山迫君から貰った台湾のマルハナノミの標本を解剖した。これが素晴らしいことにかなり面白い種が含まれており、かつ雄の標本がほとんどだった。私が採集すると雌の率が高かったりするのだが、どういうことだろうか？人間の女性にモテル人は昆虫のオスに人気があり、逆に人間の女性にモテナイ人は昆虫の雌にもてたりするのだろうか。興味深い事象だが、どうでもよいことだ。
