午後から学生実験。例年この時期はグンバイを観察しているので下見もせずにグンバイの観察にした。説明の後、連れ立って中庭に行ってこのツツジにツツジグンバイ、この桜にナシグンバイ、このセイタカアワダチソウにアワダチソウグンバイ、という感じで釣り堀採集的に自分たちでグンバイを採集してもらいそれを観察しようという企画。
････グンバイがほとんどいない！ツツジやサクラは葉が黄色くなるほど例年は発生しているのに今年は葉が綺麗。アワダチソウも見つからない。困った。学生たちにはコツを教え根性で探し出すように言って、自分は1人キャンパスの端っこの秘密のポイントまで走って行ってアワダチソウグンバイを少しゲット、それでも不安だったので保険でカメムシを数種採集した。実験室に戻ると、学生たちはなんとか1人1頭はグンバイを採集していて何とか観察も行えた。やっぱり実験前に下見をしておかねばと反省しきり。それにしてもこんなに不作な年は無かった。なんでだろう。
結局使われなかったカメムシたちはスマホで写真を撮ってBIOMEにあげる。標本は学内昆虫展示箱用に3回生たちに渡した。
