まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

昆虫学における写真共有SNS

M.J. Skvarla & J.R. Fisher (2023) Online community photo-sharing in entomology: a large-scale review with suggestions on best practices. Annals of the Entomological Society of America, XX(X): 1–29. https://doi.org/10.1093/aesa/saad021

写真共有SNSが昆虫学に重要な役割をはたしていることをレビューしている。iNaturalistの一人勝ちのような状況であるが、日本では独自のアプリ、生きものログやBIOMEが存在しそれらは考慮されていないのが残念。日本の独自のアプリは和名ベースで運用されているので、他国の人にはなかなかアクセスしにくいのだろう。でも和名の利便性は間違いなくあるので難しい問題である。

本論文で考察していることとは離れるが、写真ファイルを博物資料として如何に保管・管理していくかというのは、今後重要になってくると思う。それをオープンで行おうというのがSNSになると思うのだが、それだけでなくファイルも保管することも考える必要があると思う。保管だけでなく、管理しそれを次に繋げる考え方や方法。どうしたら良いのだろう。