まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

種の保存法追加についてのパブコメ

「平成28年2月9日 環境省 報道発表資料」
ついに来たか、という感じ。昆虫はフサヒゲルリカミキリ、マダラシマゲンゴロウ、オキナワマルバネクワガタ、ウケジママルバネクワガタ、ゴマシジミ本州中部亜種、アサマシジミ北海道亜種、ウスイロヒョウモンモドキ、アカハネバッタが入っている。イシカワガエルなんか入っていて、そんなに減っているのかと驚いた(ここ20年近く奄美にも沖縄にも行っていないので現状が判らない)。
パブコメを出しても変わらないだろうけど、出さないと何もならない。ということで私が出したパブコメは以下のような感じ。
・リストアップされている種については、指定は妥当だと思う。しかし種の保存法の希少野生動植物種に指定しても実質的な保全に繋がるのか、その気概は環境省にあるのか。生息地の土地の買い上げ等による国有化、生息適地の拡大化を目指した自然再生事業等、これまでにない効果的な大規模な保全対策を行って欲しい。
・マルバネクワガタ2種については飼育累代個体が既に市場に出回っていることを考えると、特定国内希少野生動植物種としての指定が混乱を防ぐためにも可能・妥当なのではないか。
ニホンジカの食害による食草の減少が一番の減少原因である種(フサヒゲルリカミキリ、ウスイロヒョウモンモドキ)に関しては、有害鳥獣駆除を地方公共団体任せではなく環境省が主体となって行うべき。