本日発表になった。PDF
6月下旬にヨツモンカメノコハムシの分布を愛南町から土佐清水市にかけて調査した。その時は愛媛県への進出は確認できなかったものの、愛媛県境に近いところにも発生地があったので、時間の問題だろうと思った。そこで、9月に再度調査したところ愛南町のノアサガオ2箇所にて発生を確認した。発生状況から判断して入ってきてすぐだと思われた。
そこで県の知り合い（窪田さん）に情報を提供し注意を促したところ、県も調査を行い、サツマイモ畑でも発生が確認され今回の特殊報の発令に至った。想像以上にサツマイモを加害することもあるようだが、サツマイモの栽培暦と照らし合わせると愛媛ではそんなに重大な害虫にはならないかも知れない。いや判らない。
今回はタイムリーだったこともあり県の農業に役だった気がする。今後はどこまで広がるかをモニタリングする必要がある。宇和島辺りまではすぐに北上してしまいそうな気がする。
県へはどういう形で情報を入れたら良いか、どう協力体制をとればよいかなど、今回はいろいろ勉強になった。農業害虫ではないがアルゼンチンアリとかが愛媛に入ってきた時にも、今回の経験を生かしたい（アルチンを自分が最初に見つける気でいる）。
→1121の愛媛新聞の朝刊に記事あり。
