まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

失敗や無駄を極度に嫌がる

私も失敗することや無駄だと判っていることをするのは嫌だ。私は日々の生活や行動について出来る限り最節約的にいきたいと思っている。例えば席を立って何かするとき、2つ以上の何らかの目的が無いと極力立たないことにしている。トイレに行った後で学生の部屋を覗いて話をするとか、食事に行く前に事務の用事を済ませるとか。
しかし失敗や無駄を嫌がって、何もしないというのは、間違っている。最近、こちらがアドバイスしたことに対して学生が何もやらなかったということが続いてちょっとガッカリしている。こちらは良かれと思いアドバイスしているのに。失敗や無駄を極度に避けようとしているのではないかと感じた。「やり方がわかりませんでした」、「無駄だと思って」、と言うのは言い訳にもなっていない。もしそうであればやり方を聞くべきだし、どうしても無駄だと判断したのなら、そうではないかと言うべきである。何も“先生”は教員だけでない、先輩や同級生からも聞くことだって出来るはず。
やらないことが最節約的であると思うのであれば、研究のような創造的仕事はできない。1から10までお膳立てされた失敗しない無駄の無い研究なんてどこにも無いと思う。もしあるのなら、どこにオリジナリティを見出せるのであろうか?研究も人生も最節約的になんて当然いかない。わざと失敗や無駄をしろとは言っていない。最節約的道を模索しつついろいろ試してみるというのが、最も最節約的な解ではなかろうか。
感情的にこういうことを書くべきではないかも知れないが、このブログは日記として書いているので勘弁してもらおう。そしてこうやって書くことによって自分の精神的安定を求めているのだと思う。