まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

第1回アジアベントス学会・松本大会

第1回アジアベントス学会・松本大会のお知らせ
The First Symposium of BSA (Benthological Society of Asia) in Matsumoto City, Nagano

 昨2011年6月に開催を予定しておりましたものの、東日本大震災福島第一原発事故により延期しておりました「第1回アジアベントス学会・松本大会」を、1年後となります2012年6月11-14日の日程で、長野県松本市あがたの森文化会館で開催することとなりました。
 本会は2000年に「東アジア水生昆虫研究会」として発足し、これまで、韓国、日本、中国、タイにて4回の研究会を開催して参りましたが、参加者やフィールドが東アジア地域よりも拡大してきたこと、研究対象も水生昆虫類に限定されず、広く淡水棲の生物が扱われるようになっている現状を踏まえ、今回、「アジアベントス学会」として発展的再スタートをきることとなりました。これまでの水生昆虫関係者のご参加に加えまして、より多くのベントス研究に関われます方々がご参加下さいますよう、お願い致します。

■会場
長野県松本市県「あがたの森文化会館」(JR松本駅お城口より駅前通りを東方へ約1km)
旧制松本高等学校本館および講堂ホール(講堂ホールは、国の重要文化財です)
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/tiiki/sisetu/kyoiku/agatanomorikaikan/

■スケジュール

2012年6月11日(月)受付(夕方)
 プレイベントとして、会場そばの薄川河原(会場から徒歩数分)にてライトトラップ観察会実施
2012年6月12日(火)受付,講演(口演, ポスター発表)
2012年6月13日(水)エクスカーション(詳細は下記参照)

2012年6月14日(木)講演(口演, ポスター発表),総会

■エクスカーション

松本市内からバスで約1時間の距離にあります「奈良井宿塩尻市)」および「水木沢天然林(木祖村)」へのエクスカーションを予定しています。

 (1) 奈良井宿は旧中山道の宿場町で江戸時代の町並みがよく保存されています(日本一長い町並みとされています)。昨年のNHK連続テレビ詳説「おひさま」の舞台としても注目されました。この宿場町のすぐ前には信濃川水系の支川である奈良井川の清流が流れますので、観光とサンプリングを同時に楽しむことができます。

 (2) 水木沢天然林は、奈良井宿からバスで約30分の距離にある木曽川水系の源流域です。木曽谷を代表するヒノキ、サワラをはじめ、ネズコ、ブナ、トチノキ、サワグルミ、そして亜高山性のウラモミジやコメツガなどの針・広葉樹が混生する天然林からなる原始の森内を細流が流れます。日本固有の水生昆虫種であるミネトワダカワゲラ Scopura montana, ミヤマノギカワゲラ Yoraperla uenoi, そして日本と韓国の固有種であるオビカゲロウ Bleptus fasciatus などが、イワナなどとともに棲息しています。
 互いに比較的近い距離に位置していますが、日本海側および太平洋側の大きな水系の源流域を一度に楽しむことができます。帰りも奈良井宿に寄りますので、奈良井宿での観光を全日楽しむこともできます。

奈良井宿観光協会 
http://www.naraijuku.com/ http://www.naraijuku.com/
水木沢天然林
http://www.vill.kiso.nagano.jp/kankou/mizukizawa/mizukisawa.html

■参加費
先に案内致しました英語版 1st circular では2012年3月31日までの申込者に対する早期申し込み割引(10%)を設定しておりましたが、早期割引申込期間を4月15日まで延長したいと思います。
□一般参加費(早期申込)30,000円
□学生参加費(早期申込)15,000円
* 参加費には、2泊(6月12, 13日泊), エクスカーション, 懇親会費が含まれます。
宿泊先は会場まで徒歩圏内の宿泊施設を事務局で確保致します。6月11日からの宿泊も希望されますかたは、1泊分の宿泊費を徴収させていただきたいと思いますので、申込時にその旨をお伝え下さい。

■参加・講演申込
□氏名、所属、電子メールアドレス、講演(口頭発表、ポスター発表)の有無、を下記の申込先までお知らせ下さい。氏名、所属はアルファベットも併記下さい。講演を申し込まれる方は、英文タイトルを申込時にお知らせ下さい。
アブストラクト提出:講演申込者は、タイトル、講演者名、所属、住所(可能なら電子メールアドレス)、キーワード(5件以内)、要旨(400 words 以内)を英文にて作成し、4月27日までに提出して下さい。
□ 参加・講演申込先:大阪府立大学大学院 理学研究科・谷田一三
電子メール: tanida@b.s.osakafu-u.ac.jp tanida@b.s.osakafu-u.ac.jp
TEL & FAX: +81-72-254-9732

■プロシーディング
大会終了後、プロシーディングの出版を予定しております。詳細は申込者に追ってご案内致します。

■大会役員
アジアベントス学会長 谷田 一三(大阪府立大学大学院 理学研究科)

大会実行委員会
 東城 幸治(信州大学理学部)委員長
 平林 公男(信州大学繊維学部)
 野崎 隆夫(陸水生物研究会)
 山本 雅道(信州大学理学部)
 朴  虎東(信州大学理学部)
 戸田 任重(信州大学理学部)
 中村 寛志(信州大学農学部
 中村 浩志(信州大学教育学部
 花里 孝幸(信州大学山岳科学総合研究所)