写真が綺麗で良いが、図鑑内で新タクサの提唱しているし、使用している学名がちょっと理解できないものがあったりして、微妙な気がした。著者の意見なのだろうか、それとも最新の研究に基づくのだろうか。例えば日本ではDorcusとされているコクワ、オオクワ、スジクワ、アカアシ、ヒメオオあたりが違う属になっていたり。また、私が好きな小さなクワガタは扱いが雑で悲しかった。李君によると大きなクワガタでもちょっと謎な結合や誤同定っぽいものもあるとのこと。
本書よりはむし社の「世界のクワガタムシ大図鑑」の方がお勧め。
