まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

蘭山会機関雑誌「Lansania」

岸田久吉が主宰した「Lansania」(Lansania Journal of arachnology and zoology (1929–1941))は稀少本だ。うちの別刷りコレクションの中でいくつか見かけたが、冊子はそもそも1冊も持っていない(と思う)。この雑誌ではエゾナキウサギエゾオオカミの原記載も掲載されているという(ココ)。どこかにPDF転がっていないかなと思っていたら、下記の論文でタイトル全てがリストアップされていて、かつ記載されたタクサリストや印刷になっていない校正段階原稿まで整理されていた。素晴らしい。こういった仕事はもっと評価されるべきだと思う。

W.J. TENNENT, M. YASUDA and K. MORIMOTO (2008) Lansania Journal of arachnology and zoology – a rare and obscure Japanese natural history journal. Archives of natural history 35 (2): 252–280.