K. Ikeda, H. Doi, S. Terui, A. Kato, T. Mitsuzuka, T. Kawai, and J.N. Negishi (2019) Estimating native and invasive crayfish distributions in relation to culvert barriers with environmental DNA. Freshwater Science, 38(3): 629-641. DOI: 10.1086/704998
環境DNAを使ってニホンザリガニの生息地へのウチダザリガニの侵入具合を調査している。調査サイトを阿寒湖流入河川16地点とパンケトー流入河川1地点に設定している時点で、なるほど良い場所を選んだなと思った。ほとんどの地点でカルバート上部にもウチダが侵入していることが判明した。2人30分の任意調査で生息が確認されていない地点でも環境DNAにより生息確認がされている。
北海道時代にお世話になった人が2人も著者に入っていて懐かしく感じた。先日のこれもそうであったが、大手コンサルの人達が生物分野でも論文を出し始めたことは素晴らしいと思う。