カミキリモドキ

Kosei Hashimoto, Hirotaka Sugawara, Fumio Hayashi (2016) Sclerotised spines in the female bursa associated with male’s spermatophore production in cantharidin-producing false blister beetles. Journal of Insect Physiology, 93–94: 18–27.
カミキリモドキ雌のブルサに棘（bursal spines）があるものと無いものがいて、分子系統樹を書いてみると後者が祖先的形質でいくつかの枝で独立的に棘が発達したようだ。刺が発達したものは大きな精包を雄から受け取りそれにカンタリジンが多く含まれているようだ。おそらくbursal spinesは精包を壊すために役立っているのだろう。カンタリジンの量は、カンタリジンに集まるアリモドキの量を使って相対的に計測している。面白い。