まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

【書評】学術書を書く

行きの在来線で読了。著者らは大学の出版会で多数の学術書の編集や出版に関わった経験をもとに本書を纏めているので、いくつも納得させられるところがあった。特に第1章の、「知識か「情報」か」はいろいろ考えさせられた。
第7章の「入稿と校正の作法」はちょっと納得出来ないところもあった。InDesignが普及してきているし、書面作りも著者自身で行うことが増えてくると思う。そうなると出版社の立場が無くなるし困ると思うが、時代の流れだと思う。出版社がどう舵取りするかと言うことが今後は大切だろう。ワードやパワポで作られた図表がダメというのは激しく同意。
研究者や研究者の卵ならぜひ読んでおきたい1冊。