まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

ゴール内の甘露の行方

Mayako Kutsukake, Xian-Ying Meng, Noboru Katayama, Naruo Nikoh, Harunobu Shibao & Takema Fukatsu (2012) An insect-induced novel plant phenotype for sustaining social life in a closed system. NATURE COMMUNICATIONS, 3:1187 | DOI: 10.1038/ncomms2187
完全閉鎖系のゴールを形成するアブラムシについて、そのゴール内に溜まるはずの不要物質である甘露をどのように処理しているかということに着目している。結果、ゴール内表面から吸収されていることを突き止めた。
これにはなるほど!とうならされたし、着眼点が素晴らしい。同じくゴールを見ていても私には見えていなかった。
アブラムシの甘露がらみでは私も1つ小さな発見をしていて、論文を書きたいと思っている。面白い事象なのだが、単なる観察結果ではなく、きちんとした論文にするためにどうしたら良いか、今年の春から悩んでいる。