まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

【書評】 「科学的とはどういう意味か」 森博嗣

10年以上前か、「すべてがFになる」ではまって、同著者の新作が出るたびに買って読んでいた。少なくとも数年は続いた。最近は手にすることがなかったが、偶然本屋で見かけ、それも新書で気になるタイトルだったので即購入(本当は別の新書を買いに行ったが売っていなかった、こっちはアマゾン様で購入)。
寝る前にぺラペラめくり読了したものの、個人的にはあまり面白くなかった。言っているいくつかは本当に至極当然のことではあるが(まずは疑ってかかれという姿勢など)、それをこういう形で言う必要があるのか、という疑問が残った。震災前に構想し、震災直後に一気に書き上げたようなので、荒いところや感情的になっているところがあるのでは無いだろうか。この著者はエッセイではこのような文章を書くのか。それとも自分の読解力が足りないのか。