まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

冬の風物詩

一般の人は気付いているのだろうか。
この時期、石手川周辺の道路沿いはコロコロした大きな種子が転がりまくっている。誰かが歩きながら撒いた?という感じ。

これは石手川河川敷に生えるセンダンの種子。誰が撒いているかというと、ムクドリだ。
冬になりいよいよ食べるものが無くなってくるとそれまでは見向きもしなかったセンダンに、ムクドリが群れるようになる。実を食べるとすぐに近くの電線や電柱に飛んで行き並んで止まる。しばらくするとまたセンダンの木に飛んで行きまた実を食べる。それを何度も何度も繰り返している。そして電線や電柱の下の路面には糞というより種子そのものが多数転がっている。場所によっては尋常ではない数が転がっている。この前、歩道を歩いている人が多数転がっている種子を踏んで「なんだこりゃ!」と大声をあげているのを目撃した。
センダンの戦略だろうが、こんなに種子散布されるとそのうちセンダンだらけになってしまうのではないかと危惧してしまう。センダンは昆虫があまりつくことがないので、個人的にはあまり興味がない植物。ムクドリにとっては冬の命綱になっているのだろうから、増えることはムクドリの更なる繁栄に繋がるかも知れない。