2010-08-12 【書評】 「ジーン・ワルツ」 海堂尊 読書 ジョグジャカルタのホテルで夜に一気に読了。5人の妊婦と医師とその周囲が描かれる。 現代日本の産婦人科医療の問題点を鋭く突く。現実がこんなに追い込まれているのかと思うと読んでいて悲しくもある。お腹の胎児が大きくなるにつれ引き込まれる展開に、一気に引き込まれた。ミステリー的な部分では複線もあり、何となく想像がついた。 何か煮え切らない・含みがある部分があったが、解説を読むと続編が出ているようなのでそっちを読めばいろいろ分かるのだろう。早く文庫で出ないかなぁ。