まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

「孤高のメス」 映画

今年上半期で一番見たい映画だったが見逃してしまいDVDが出るのを待っていたが、行きのデンパサールまでの機内でみることが出来た。小さな画面で見るのが残念だけど。
小説を予め読んでいたが、小説は小説。映画はかなりストーリーが変わっていて楽しめた。小説を予め読んでおくと、どこをどう変えたかなど判って面白いかも。テンポが速すぎて少し説明不足かと思うところもあったけど、映画の1話完結物として小説のソースを生かしつつ、新たなものを作っているところに映画の脚本を書いた人の実力が出ていると思った。小説の方が奥が深いけど6冊もあるし、映画は映画で素晴らしい出来だと思う。
全体的に影が印象的な作品で、1980年代という時代背景を車や風景などでうまく演出していた。小説を読んでいて泣きそうになるポイントを知っているにも関わらず、満員の機内で泣かされてしまった。
堤真一はやはりカッコいい。配役も良かった。