まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

カメノコハムシの共生微生物

Salem et al. (2020) Symbiont Digestive Range Reflects Host Plant Breadth in Herbivorous Beetles. Current Biology 30, 2875–2886. 

カメノコハムシのペクチン分解性Stammera共生微生物を調べ、polygalacturonaseに加えrhamnogalacturonan I (RG-I)を持つことで寄主範囲が広く利用できるようになるらしい。勉強不足で全く判らない。でも、共生微生物により食植性昆虫の寄主範囲を拡大することができることが確かめられたことは、逆に食植性昆虫から効率的に防御する作物を作りだしたりすることも可能かも知れないので応用面にも期待される発見だと思う。論文内にも書かれていたが、今後は同亜科のトゲトゲ類を見ていくと面白いだろう。