Mori, Y., J. Yokoyama, M. Kawata, A. Davison and S. Chiba (2015) Evidence of introgressive hybridization between the morphologically divergent land snails Ainohelix and Ezohelix. Biological Journal of the Linnean Society, 115: 77–95. DOI: 10.1111/bij.12466
ヒメマイマイ(とエゾマイマイ)の分子系統。いくつかのクレードにエゾマイマイがどっぷり入っていて、マニアとしては信じがたい(信じたくない)結果となっている。でも生物学的にはとても興味深い面白い結果だと思う。樹の横に綺麗なカタツムリの写真が並んでいて眺めるだけで幸せになれる。
詳細には見ていないが、地域的なまとまりがありそう。ホンブレイキマイマイはどうなっているのだろう。あれこそヒメマイマイとエゾマイマイの中間みたいな形をしているのに。
今年は北海道に行くことになりそうなので、またマイマイ熱が再燃しそう。
追記:見直すとホンブレイキマイマイとアポイマイマイ(外群)、タカヒデマイマイは解析されていた。これらはそれぞれ単系統群を形成するようだ。