まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

ムシャクロツバメシジミ

昨年に名古屋で見つかった外来種ムシャクロツバメシジミなごや生物多様性保全活動協議会が主催し、大規模な駆除を行うという。
実はこの発見初期に少し関わっていた。昨年に先輩の橋本さんから自宅近くでちょっと変なクロツが発生しているんだけど、どうしたら良いだろうか、と相談を受けた。そこで、間野さんあたりに相談してみたら良いのでは、と助言差し上げた。その後、間野さんが動いてくださり外来種だと判明したのだ。
この件で、思ったことが2つある。
まず1つは、今更だけど、一般市民の自然環境への関心を高めること、このボトムアップこそが外来種対策を含めた生物多様性保全に向けて最も必要なことだと改めて思う。今回の橋本さんは在野の研究者ではあるものの、見つけたのはいつもの散歩道でのことだ。異常なことに気付ける普通のこと、これが大切。
そしてもう1つは、的確に動ける人が必要だということ。今回は間野さんが動いてくださったので、迅速に対応できるようだが、これがほかの人だったらどうだっただろう。
それにしても、こんなに可愛らしい蝶を外来種だとして駆除対象の悪者とすることに、虫好きとしては悲しい思いもある。