2009-09-04 【書評】世界は分けてもわからない 読書 世界は分けてもわからない 福岡伸一 2009年 講談社現代新書 **** 前作も楽しませてくれたが、本作は私にはさらに良かった。 『「分ける」こと「わかる」こと』(坂本賢三)にあえて喧嘩を売るようなタイトルだが、そういうことではなく、現代社会では分けることにより判ったつもりでいることが多い。しかし分けて見ていく必然性も当然ある。 散文のように見えて1冊の本に纏まっている。この著者は相当頭いいのだろう。